スポーツイラストレーター T.ANDOH の「OUTSIDER’s ReCALL」(203)関学ファイターズ2026年秋のリーグ開幕!甲南大学戦

2026年9月9日(イラスト・文/T.ANDOH、写真Azusa Suzuki

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
いよいよ関学ファイターズの秋のリーグ戦が始まりました。
短いようで長い3カ月が始まります。今回は9月6日に開催されたリーグ開幕戦、甲南大学との一戦をお伝えします。

夏合宿を経たチームの仕上がり具合も気になりますし、選手たちの成長を見られると思うと、ワクワクの開幕戦です。
台風の影響で大雨が心配された1日でしたが、試合中に細かい雨が降った程度で大きな影響はなく、終始試合は無事に行われました。

試合は甲南大の攻撃で始まりましたが、最初のシリーズをしっかりと抑えてパントに追い込みます。
立ち上がりから良いタックルを見せてくれたのが、2回生LB(ラインバッカー)の池野僧瑠(そうる)選手!
春のシリーズでも出場していましたが、開幕戦でスタメンを勝ち取った2回生。
この後も積極的なタックルで存在感を見せてくれました。

攻守が替わり関学の最初の攻撃では、3回生QB(クォーターバック)星野太吾選手から放たれたロングパスを、4回生WR(ワイドレシーバー)リンスコット・トバヤス選手が敵陣でキャッチ!
そのままエンドゾーンに駆け抜けて、先制のタッチダウンを取りました。

今年のオフェンス陣で注目のひとつは、4回生WRのリンスコット選手と小段天響選手の2枚でしょう。
星野選手も開幕戦から落ち着いたゲームメイクを見せ、パスを中心にオフェンスを展開していきます。

そしてランオフェンスの注目の一人が3回生RB(ランニングバック)の永井秀選手。
1Qにさっそくパワフルなランでタッチダウンを奪いました。

しかし、クォーターを跨いで展開された甲南大のオフェンスでは、甲南大の兄弟コンビが躍動します。
3回生QBの阪本幸之助選手と、1回生WR阪本龍樹選手のホットラインで一気にゲインすると、リバースプレーも決まり反撃のタッチダウンを許してしまいました。

このプレーでは、1Qから良いタックルを見せつけた池野選手が、阪本龍選手に振り払われて大幅ゲインを許すというプレーもあり、このプレーについては、後ほど本人も振り返ってくれましたが、自身の課題があらわれたプレーともなりました。

それでも、この失点でギアが入った関学イレブンは、すぐさま次のシリーズで3回生RBの平野日々輝選手がタッチダウンを奪うと、さらにその後の攻撃でも平野選手がランで攻め込み、連続でタッチダウンランを決めて、流れを関学に引き戻します。
春のシリーズの序盤で怪我をした平野選手。
復帰戦となりましたが、スピードも増してパワフルになって帰ってきました!

関学はその後、2Q終了目前に星野選手からのパスを2回生WR加島禅がタッチダウンキャッチして、さらに追加点を重ねました。

後半には、平野選手のタッチダウンに触発されたか!
同級生の永井選手が左サイドから相手ディフェンスを軽快にかわし、再びタッチダウンランを決めます。

この永井選手と平野選手はタイプは違うものの、エースRBの座を奪い合う好敵手!
この二人の今後の切磋琢磨にも期待が高まります。

さらに、3回生に負けじと4回生RBの深村麟太郎選手がタッチダウンランを決めます。
こちらもギアが入ればスピードが武器の深村選手。
フィジカル面ではまだまだ課題もあるものの、これから試合を重ねていくにつれてさらなる進化を期待したい一人です。

QBは星野選手から2回生の長澤崇夫選手に代わっており、長澤選手もパスを中心にオフェンスを展開します。

1回生WRの梶本獅竜(しりゅう)選手がタッチダウン

続けて、2回生WR速水遥選手へのタッチダウンパスが決まり、リードを広げます。
速水選手は長澤選手からのロングパスもキャッチするなど、連携の良さも発揮しました。

そして4Q終盤には1回生RB大西龍太選手のタッチダウンランが決まりダメ押し。
春と比べてさらに足腰が太くなってましたね。
試合は大量リードを奪った関学が、そのまま初戦を勝利で飾りました。

関西学院大学ファイターズ 70 × 7 甲南大学レッドギャング

下級生の良いプレーが光る試合でしたが、平野、永井というRB陣を中心に、次の試合以降もその破壊力が期待できるプレーが見られた一戦でした。
ディフェンス陣も随所に良いタックルが見られたものの、甲南大も奮闘したことで、関学側にミスが出る場面もあり、次の戦いに向けて修正すべき課題も見えた試合となりました。

もう一人取り上げると、2回生RB井内大勢選手もまた面白い選手が出てきました。
ランアフターパスで視野の広さを見せれば、力強いランを繰り出す。
RBのポジション争いをさらに激化させる強力な存在です。

3回生RB、平野日々輝選手
「久しぶりの試合でしたから、とにかく走りまくってやろうと思って臨みました」
「OL(オフェンスライン)がしっかりと道を開けてくれたので、取らなあかんやろという気持ちでしっかりと獲りきれたのはよかった」
「強い相手になって道ができない時は、自分の個人技で少しでも距離を稼げるように、引っ張っていきたいです」

2回生LB、池野 僧瑠(そうる)選手
「タックルにこだわってシーズンを頑張っていこうと心に決めたので、合宿でもタックルにはこだわって練習をしてきたことが試合で実践できてよかった」
「ミスタックルもあったけど、自分の欠点を振り返ることができたので、そこはしっかりと修正していきたいと思います」

2回生QB、長澤 崇夫選手
「OLがしっかりと守ってくれているし、レシーバーも良いところにいてくれていたので、あとは自分がしっかり決め切るつもりでパスを投げました」
「しっかりとターゲットを見定めて投げ切れるよう、リードをしっかりとして投げ込むことを意識してやっていて、それがしっかり決められました」

4回生LB、倉田我琉主将
「コミュニケーション、役割の徹底、タックルとフィニッシュの三原則ができていない。タックルミスや役割のミスが綻びとなってゲインを与えることになっていた。そういうところは修正しないとダメだと思いました」

開幕戦は、チームにとってはまだ「スタートライン」。
ここから試合を重ねるごとに、選手たちがどんな成長を見せ、チームがどんな姿に仕上がっていくのか。
甲子園ボウルまでの3カ月、今年も関学ファイターズの戦いをしっかり見届けていきたいと思います。

次はどんなプレーが飛び出してくるのか。
そんな楽しみも抱えながら、次戦はすぐにやってきます。
今シーズンも関学ファイターズの熱い戦いをたくさんの人に注目してもらいたい。
ということで、今回も言いますよ…

 

 

次戦は9月13日、MKタクシーフィールドで同志社大学との一戦です!

 

 

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スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。
プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。
プロ野球選手には、伏見寅威選手(オリックス・バファローズ→北海道日本ハムファイターズ⇨阪神タイガース)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。
名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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