スポーツイラストレーター T.ANDOH の「OUTSIDER’s ReCALL」(189)フレッシュマンも躍動!関学ファイターズ、春の神戸大戦
2026年5月27日(イラスト・文/T.ANDOH、写真:Azusa Suzuki)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
今回は5月23日、MKタクシーフィールドEXPOで開催された関学ファイターズ春の交流戦、神戸大学レイバンズとの一戦をお送りします。
今回のスタメンは下級生が中心。QB(クォーターバック)は2回生の長澤崇夫選手が登場し、前の法政戦でキッカーを務めた片岡雄太朗選手がWR(ワイドレシーバー)を兼務するなど、若い戦力が多く登場しました。
この時期にはJV戦も控えており、下級生にとっても秋に向けた力試しと競争の場となっているのでしょうか。

試合は関学のリターンで開始しましたが、最初のシリーズは前進できず神戸大学(以下神大)の攻撃へ。
神大は4回生QBの宮田幸太郎選手のパスが通るなど、エンドゾーン手前まで前進します。
そして4回生RB仲谷建人選手が中央を力強く突進しタッチダウン!
関学、この春のシリーズで初めて、先制のタッチダウンを許します。

攻守変わって関学のオフェンスでは、4回生WRリンスコット・トバヤス選手のリターンが大きなゲインとなり、中央付近まで回復します。
さらに1回生RB(ランニングバック)大西龍太選手のランなどで攻撃を展開し、なんとかフィールドゴールを決めて3点を返し、1Qを終了させます。

しかし2Qに入っても神大が積極攻撃を仕掛けてきます。
QB宮田選手の意表を突くパスなどで前進し、4回生TE白石裕太選手への連携でタッチダウンを目指しますが、ここはなんとかフィールドゴールに留めます。
3回生DB、東耕嘉彦選手の良いディフェンスがありました。

そして関学は神大のパントをリターンしたリンスコット選手が、相手ディフェンスのタックルを振り切ってタッチダウン!同点に追いつきます。

このシリーズは、4回生RB松村亘選手がパントカバーで素早いタックルを決め、相手リターンを阻止するナイスプレーも飛び出しました。

後半に入るとQB長澤選手からのロングパスをキャッチしたリンスコット選手がそのままエンドゾーンまで駆け抜けて2つ目のタッチダウン!!
この日はリンスコット選手のスピード感あふれる激走が随所で光り、得点に大きく貢献しました。

さらに攻撃を仕掛ける関学は、1回生RBの星野礼翔(らいと)選手。

そして同じく1回生RBの大西龍太選手のランで前進します。

続くプレーでQB長澤選手のショートパスを受け取った、2回生TE(タイトエンド)の高岸大空テオドール選手が、相手のタックルを受けながらもサイドラインを駆け抜けて、エンドゾーンへ手を伸ばしてタッチダウン!!
ビハインドから一転、3Qでリードに転じます。

4Qには3回生の片境将吾選手も登場してオフェンスを展開。
ここでもRB大西選手をはじめ、2回生RBの森下修太郎選手のランや、1回生WR梶本獅竜選手らが登場し、ボールを運びます。

終盤にはエンド前の場面で、再び登場したQB長澤選手のショートパスを受け取った2回生TEの玉山秀和選手がエンドゾーンに駆け込み、ダメ押しのタッチダウンを決め、最終的には21点差の大差をつけての勝利となりました。

関西学院大学ファイターズ 31 × 10 神戸大学レイバンズ
フレッシュマンも含む下級生選手が活躍した一戦でしたが、大村監督の総評からは、まだまだミスも多く、取りこぼしたチャンスも多くあったようです。
それでも一生懸命なプレーは伝わっているようで、これからの頑張りに首脳陣も期待をしているようでした。
4回生が入ってくる場面での試合の“締まり方”はやっぱり違いましたから、下級生を指導する上級生にとっても、これから秋に向けてチームづくりを進めていくうえで、課題をあぶり出す機会になっていると良いですね。

4回生WR、リンスコット・トバヤス選手
(2Qのパントリターンからのタッチダウンについて)
「思った以上に(飛距離の)伸びた良いパントが来たので、周りもブロックをしっかりとしてくれてスペースができたので、一気にリターンできました」
「PR(パントリターン)チーム内で、しっかりとフィニッシュにこだわってやり切ろうと話していたので、良いプレーになったと思います」
「後輩が出ている中で、4回生が出たらしっかりと決めきれるところを見せたかったので、後半なども、出場するからには責任を持ってプレーに臨めるように取り組んだことが、良い結果(3Qのタッチダウン)に繋がれてよかったです」

1回生RB、星野礼翔(らいと)選手
「初めての試合出場でしたが、意外と緊張は前日までの方がしていて、今日は比較的落ち着いて試合に出ることができました」
「練習の通りにプレーをしたつもりだったのですが、実戦となると相手の勢いが違って、自分の中でやりきれない場面が多かったです」
「練習の時から、試合を想定した動きをもっと意識して、次に活かしたいです」
「自分から仕掛けていく積極プレーで、しっかりとやり切れるプレーをしていきたいです」

1回生RB、大西龍太選手
「相手のタックルの強さとか、速さとか、高校とはレベルが違うということにまだまだ対応できなかったので、毎日の練習から対応できるようにしていきたいです」
「一発のタックルでは倒れないぞというのが自分の持ち味だと思っているので、次は相手に負けずにタッチダウンを取りにいきたいです」

4回生LB、川口凛選手
「(ケガで)1年半ぶりの復帰戦で、楽しんでプレーできました」
「いまはLB(ラインバッカー)に挑戦中で、ここからしっかりフィットしていけるよう努力して、試合にたくさん出られるようにがんばります」

神戸大学は、4回生を中心に様々なプレーを繰り出し、立ち上がりから粘り強い攻守で関学にプレッシャーをかけ続けました。
そのレベルの高い戦いぶりに対し、関学は下級生たちが積極的にチャレンジする姿勢を見せた一戦でした。
若い力だからこそ生まれるミスや課題もありましたが、その経験こそが、これからチームをまとめ、成長していくための大切な糧になっていくはずです。
そして上級生からは、試合に出ることへの覚悟を持って向き合うという強い意志を感じました。
下級生の頑張りが、上級生のモチベーションにも火をつけていたようです。
春の交流戦も残り2戦となりました。
秋のリーグに向けても挑戦し続けている選手たちの姿を、一人でも多くの方に見届けてほしい!
ので、今日も言います…

次回の関学ファイターズの試合は、5月31日、MKタクシーフィールドEXPOにて東京大学戦です。
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。 |
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