南 郁夫の野球観察日記(234-1)オリックス・龍馬と亜蓮、神戸で流れを変える!

2026年6月30日 (文/南 郁夫、写真/Yasutomo)

満塁のチャンスで、龍馬の名刀が一閃!見たこともない完璧な弾道が神戸の空をつんざき、あっという間にライトスタンドに消えていく。爆発する、オリックスベンチとスタンド。球場中が飛び跳ねる、どんがらがっしゃんな歓喜。逆転満塁ホームラン。天才打撃職人・西川龍馬の真骨頂。

とてもとても重要な一撃だった。「鼻血が出るほど」粘りに粘った(神戸初登場の)九里亜蓮の熱投が報われた瞬間でもあった。久しぶりに球場が燃えた。そんな二人の(いささか腰の引けた)抱擁は、名シーンとして残るだろう。

そして、史上最遅?の6/27-28の神戸開幕が台風の影響も受けずに開催できて(オリッ連敗でなくて)ほんとぅーによかった。1戦目は吉井監督に代わって連勝中の楽天の勢いに飲み込まれ、2戦目も逆転されてそのまま負けてたら、前カードから4連敗。「やべえ」ところで出た、龍馬の一撃。ここ神戸で、もやもやムードを吹き飛ばしたのが、嬉しいではないか。

それにしても、至近距離で見たあのホームランの一部始終は、カッコ良すぎた。完璧なスイングと竹を割ったような打撃音、空中で回転する龍馬の名刀。帰ってから動画で何度反芻したことか。長く語り継がれて再生される一撃になることは間違いないし、その舞台が「映える」神戸の球場だったことが素晴らしい。

「この球場で久しぶりに満塁ホームラン見たなあ」と言ってたら、専属カメラマン(とフォロワーさん)調べでは、2017年ナカジ以来とか(たぶん)。遠い目をして思い出せば、Tー岡田(岡田時代)の代打満塁とか(2010年)、私のすぐそばに着弾した藤井康雄の代打逆転サヨナラお釣りなし(2001年)とか…。あ。私、オリックス・ブレーブス時代の岡田彰布の満塁ホームランをこの球場で見たような… ん?西宮だったか?(遠すぎる目)。

さて。すごい結末となった、今年の神戸開幕シリーズだが。やっぱりこの球場の「グラウンドとしての素晴らしさ」はいささかも失われていないなと、再確認。もう、カップホルダーが取れそうとか、設備のこと言うのは「詮無い」のでやめとこう。取れそうやねんけど。あ。三塁側内野のトイレとバックネット裏の椅子のリニューアルは確認!進歩進歩。

大好きな野球を眺めながら、初夏の夜のムッとするような匂いを吸い込んで、肌にまとわりつくグラウンドの「湿度」を感じれれば、それがグリーンスタジアム体験なのだ。それ以上は、望むまい。

今回は試合としても名シーンが見れた上に、2日目試合終了後は大花火大会まで見学できたのだから、ファンとしては最高の神戸開幕シリーズであった。

え?私?花火?人混み嫌いや言うてますやん。来週も(神戸開催)ありますんで。失礼します。笑。

さて。次ページは、専属カメラマンによる至福の神戸ショットを。どぞ。

 

 

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南 郁夫 (野球観察者・ライター)
通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」ブログ「三者凡退日記」

 

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