南 郁夫の野球観察日記(238)それでも。夏の陣!
2026年8月27日 (文/南 郁夫、写真/Yasutomo)

いやあ、貯金なんて幻ですね、消えるどころか借金ですねって、オリックスの話。ここにきて、いろんな可能性が「消滅」していくオリックス。すでに自力でのCS進出は絶望、とか。他力ならあるんか? と聞きたくなるが、ゲーム差とチーム状況見たら… 厳しっ。
じゃ、もう野球終わりですか? といえばもてぃろん、そんなわけはなく。チームは「黒いおべべ」着て、絶賛「夏の陣」まっただなかである。
何と戦う?なんていう勿れ。夏の陣って大坂負けますよね?なんていう勿れ。選手たちはもちろんシーズン最後まで、生き残りを賭けて戦うのだ。個人事業主だものっ!観察者は最終試合まで、プレイを見届けるのみ。
そもそもオリッがポストシーズンの常連になったなんて、ここ数年の話。Bクラスが定住地だったオリッに慣れてるオールドファンは、CSに出れないくらいで落胆するほど、ナイーブではない。
2021年からのV3以前、2007年に始まったCSにオリッが進出したのは、たったの2回。それだけに! 進出したときは目もくらむほど盛り上がり(結果に呆然とし)、その「栄光の思い出」で数年白飯を食う、ちうのがオリッ・ファンってものだったのだ。ちなみに振り返ると…
・2008年(シーズン2位、CS第1ステージ敗退)
監督がコリンズ(シルク!)から途中で大石に交代した年。カブレラ、ラロッカ、ローズの「力業」でシーズン終盤に快進撃して初CSへ。小松聖が15勝。
・2014年(シーズン2位、CS第1ステージ敗退)
CS第2戦でのT-岡田の逆転3ランは、いまだに語り草。あのドームの熱狂を観察者は忘れない。金子やマモさん、サトタツが大活躍してリーグ優勝しかかった年。監督は森脇。
そのいずれも第1ステージ敗退(相手はいずれも日ハム!)が関の山だったのを考えれば、2021年からのV3がいかに黄金時代(異常事態?)だったかがわかるし、「歴史的に。そこ標準に考えたら、あかんよ」って話。単純に考えれば、その期間にいて「今はいない」選手のレベルがいかに高かったかって話でも、ある(笑)。
言いたいことは、V3期間にファンになった方々、CS行けなくたって落胆しないでくださいねっ、そんなの大したことじゃないんで球場に行きましょね、てこと。

んが。そんなのは杞憂だった。「大敗」してCS自力進出が絶望になった8月25日の京セラもお客さんは25000人を超え、ヤジも怒号もなく(走者・野口のノースリーからの牽制死にも:笑)最後まで楽しく応援しているのを見るにつけ、最近のファンは楽しみ方をわかっているなと痛感。
相手の「ぶっちぎり」最下位の楽天イーグルスにも熱心な声援が飛んで、いい光景だと思う。堺出身・村林ファンのおっさん軍団が「いつき!」「いつき!」と叫ぶのが笑う。ドラ2ルーキー・伊藤くんのプロ初勝利が見れて、私も拍手!
こんなこと言うと怒られそうだが、いわゆる「可能性」がないのなら、進塁打とかバントとか、細かい野球はもういいでしょう。残りのシーズン、思い切っていけっ!と思う。(個人の感想です)

私はとにかく来田くんのフルスイングが楽しみで、それが見れるだけで満足なのである。好球見逃して追い込まれるクセを完全に払拭して、振って振って、振りまくってグラウンドを駆け巡る、来田くんの勇姿! 彼の成長が目撃できて嬉しい。通天閣打法を決め込んだ龍馬先生とともに、シーズン最後まで彼らで「白飯を食らふ」所存。


まだまだ続く、Bs夏の陣2026。皆さんも涼しい京セラで楽しみましょう!
■「火曜日はトレカの日」
なぜか今年は火曜日にばかり京セラに行ってるようで、この日は宮城をゲットで3枚目。でも収集癖がないので…。

■「エスピのバカうまカルビ丼」
この日は「エスピのバカうまカルビ丼」発売初日!専属カメラマンが買いに行くも長蛇の列で断念!どれだけチームに貢献するのか!エスピ。

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南 郁夫 (野球観察者・ライター) 通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」ブログ「三者凡退日記」 |
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