スポーツイラストレーター T.ANDOH の「OUTSIDER’s ReCALL」(204)関学ファイターズ、圧勝の中に見えたリーグ戦の厳しさ~同志社大学戦~
2026年9月9日(イラスト・文/T.ANDOH、写真/Azusa Suzuki)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
今回は9月13日に開催された関西学院大学ファイターズと同志社大学(以下同大)の試合の様子をお伝えします。
まだまだ開幕して間もないリーグ戦。手応えをつかみながらの試合でしょうから、気を抜かずに集中して戦いたいところだと思います。
この日も不安定な天気予報でしたが、会場にはたくさんのファンが集まりました。

試合は同大のオフェンスで始まると、同大2回生QB(クォーターバック)仲田健人選手から、3回生RB(ランニングバック)中川教昭選手へのスクリーンパスが決まり、大きくゲインします。
QBに引きつけられた関学ディフェンスをかわし、見事なスクリーンパスが決まりましたが、このシリーズは関学ディフェンスのサックもあり、得点には至りませんでした。

関学QBは星野太吾選手。
パスを中心にファーストダウンを獲得していくものの、こちらも得点には結びつきません。
しかし、続く同大の攻撃で、同大仲田選手が転倒してボールをファンブルすると、そのボールを関学4回生DB、伊東利晃選手が拾い上げてエンドゾーンへ走り、関学が先制のタッチダウンをあげました。

そして2Qに試合は大きく動きます。
QB星野太吾選手から投じられたパスを、エンドゾーン手前で4回生WR(ワイドレシーバー)小段天響選手がキャッチしてタッチダウン。
この日は小段選手とリンスコット・トバヤス選手の両翼をパスでリードする場面が多くありましたが、ロングパスを決めきれない場面もあり、試合後は両者とも「悔しい」と語っていました。

さらに、同大のフィールドゴールを関学ディフェンスがブロック!
そのボールをキャッチした2回生LB(ラインバッカー)池野僧瑠選手が大幅なリターンに成功。

関学が攻撃権を得ると、今度はラン攻撃が冴えます。
3回生RB平野日々輝選手のランが決まり、タッチダウンを奪いました。

それでも、同大も積極的な攻撃で関学を追い上げます。
ランではRBの中川選手、パスでは3回生WR三浦拓朗選手との連携が目立ち、ファーストダウンを獲得。
QB仲田選手も含め、2回生、3回生といった将来のある下級生が躍動したことは、今後の脅威になりそうですね。
同大はタッチダウンこそ奪えなかったものの、フィールドゴールを決めて3点を返しました。

それでも関学は負けじと、残り時間22秒の中でパス攻撃を展開。
星野選手から4回生WRリンスコット・トバヤス選手へのパスを決めて、中押しのタッチダウンを奪い、前半を終了しました。

後半も関学の追加点があがります。
星野太吾選手が3回生WR立花俊輝選手、そして4回生WR酒井蒼昌選手と短いパスをつなぎ、エンドゾーン手前までゲイン。
最後は平野日々輝選手がエンドゾーンへねじこみ、追加点をあげました。

この後、QBは星野太吾選手からリンスコット選手にバトンタッチ。
3Qの1シリーズを任されましたが、公式戦でもリンスコット選手がQBを務める場面が見られたことは、今後の起用の可能性を感じさせる場面でもありました。

4Qには2回生の長澤崇夫選手がQBで登場。
RBも下級生に入れ替わり、1回生の星野礼翔選手、大西龍太選手を中心にランを展開。
パスも立花選手や2回生WR井内大勢選手へと、タッチダウンを目指すロングパスなどもあり、積極的に攻撃を仕掛けました。

4Q中盤には、星野礼翔選手がランで追加のタッチダウン。
前節の大西選手に次いで、星野礼選手も公式戦でタッチダウンを決めました。

下級生がさらに躍進!
同大仲田選手の投げたロングパスを、関学1回生DBの高橋快選手がキャッチし、インターセプト!
スピンターンで相手を軽快にかわし、ロングリターンを展開します。

攻撃権を得た関学は、今度は長澤選手がランで前進。最後も自らエンドゾーンへ突っ込み、ダメ押しのタッチダウン。
最後は大幅なリードを奪い、関学が勝利しました。

関西学院大学ファイターズ 47 × 3 同志社大学ワイルドローバー
大量リードを奪った関学は、積極的にオフェンスを仕掛けてきた同志社大学をフィールドゴールの3点に抑え、勝利を収めました。

ディフェンス面では、2回生DL武野晋平選手や3回生DB豊野桂也選手のパスディフェンスなどが目立ちました。
また、DLでは昨季の怪我から復帰した4回生の馬久地匠選手がサックを決めるなどの活躍を見せ、積極的なディフェンスを見ることができました。

4回生WR、リンスコット・トバヤス選手
「試合中でも、フィールドで何が起きたかをしっかりと(星野)太吾とコミュニケーションをとって、QBと同じイメージを描いてパスを通しにいく。どうしても試合と練習では同じ雰囲気にはならないので、試合でしっかりと遂行できるよう集中してやるだけです」
「QBとしてはパスが通せなかったので、ゼロ点ですね。またチャンスがあれば、しっかり集中して、積み上げていけるよう頑張ります」

4回生DL、馬久地匠選手
「怪我が治り、今シーズンは開幕から出られているので、積極的にタックルに向かっています」
「この先も厳しい相手が続きますけど、DLで勝ったと言える試合をできるようにしたいです。上級生も下級生もなく、ディフェンス一体となって集中していきます」

早い段階で課題に気づき、良い準備をして次の試合に臨んでほしいですね。
というのも、同志社大の戦いぶりを見ても、今年はリーグ全体のレベルがじわじわと上がっていることを感じます。
他校も開幕2戦から拮抗したゲーム展開を見せています。
高いレベルで頂点を目指す関学にとって、これからますますプレッシャーのかかる試合が待っています。
これからもファイターズの戦いぶりを追いかけていきたいと思います。
リーグ戦はまだ序盤。ぜひ多くの方に関学ファイターズの試合に注目してほしい。
ので、今日も言いますよ…

次戦は9月27日、MKタクシーフィールドエキスポで近畿大学との一戦です。
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
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