スポーツイラストレーター T.ANDOH の「OUTSIDER’s ReCALL」(192)パナソニックスタジアム吹田で初開催!Xリーグを見てきた!

2026年6月25日(写真・イラスト・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
普段は関学ファイターズの戦いっぷりをお伝えしている当コラムですが、今回は卒業生たちも多く活躍する社会人アメフト「Xリーグ」を取材してきました!

Xリーグは日本社会人アメリカンフットボールのトップリーグ。
企業を母体にした実業団チームと、市民クラブチームが参戦するリーグですが、一部外国人選手を含む「プロ契約」をして参加している選手もいて、まさしく現在の日本アメリカンフットボール界の最高峰のリーグです。
さらに今年からトップカテゴリー「X1プレミア」としてリーグが再編され、リーグは新たなステージへ進もうとしています。

そんな中、6月13日に万博記念公園のパナソニックスタジアム吹田で、パナソニックインパルスとSEKISUIチャレンジャーズが対戦しました。
パナソニックスタジアムでアメリカンフットボールの試合が開催されるのは今回が初めて。
そして、先述のとおりX1プレミアへ再編され、さらなるリーグの活性化を目指し、ホームチームとなるパナソニックインパルスが2万人の集客作戦を実施!
Xリーグの新たな挑戦を見届けるため、現地へ足を運んできました!

試合開始前からスタジアム周辺は大賑わい。
飲食ブースやグッズ販売、ステージイベントなどが並び、オリックス戦などで見られるような賑やかな雰囲気が広がっていました。
特設ステージでは、この日のゲスト麒麟・田村裕さんやガンバ大阪の選手、パナソニックグループのアスリートも登場し、試合前から会場を盛り上げていました。

そしてK!SPO初潜入となるパナソニックスタジアム吹田のフィールドへ!
陸上トラックのない球技専用スタジアムだけあって、スタンドとの距離がとても近いんです。
フィールドから見上げても観客席が迫ってくるような感覚があり、選手たちのスピードや激しいコンタクトをより身近に感じられるスタジアムですね。

コンコースから眺める景色も壮観です。
東京ドームや横浜スタジアムでの開催実績はありますが、関西でこれほど大規模なスタジアムでXリーグが開催されるのは初めて。|
関係者の皆さんも、この場所でアメフトが開催されることに大きな意味を持つと、感慨深い様子でした。

試合はパナソニックインパルスとSEKISUIチャレンジャーズの一戦。
パナソニックは社会人ナンバー1を決める大会「ライスボウル」でも連覇をしているXリーグ屈指の強豪です。
対するSEKISUIチャレンジャーズは兵庫県尼崎市を本拠地とするクラブチーム。
選手たちはそれぞれ仕事を持ちながらトップカテゴリーで戦っています。
もちろん両チームには関学OBも多数在籍。
卒業生たちの活躍にも注目しながら観戦しました。

試合は1Q、パナソニックが先制します。
パナソニックQB(クォーターバック)荒木優也選手が自らのランで大きく前進すると、最後はRB(ランニングバック)小泉誠実選手が中央を突破して先制のタッチダウン。
パナソニックらしい力強いランオフェンスで主導権を握りました。

一方のSEKISUIはQBギャレット・サフロン選手とWR(ワイドレシーバー)ブギー・ナイト選手のコンビを中心に反撃。
外国人選手ならではのスピードとパワーも、Xリーグの見どころです。

関学OBも躍動しました。
パナソニックでは昨年の関学ファイターズのキャプテンをつとめた前田涼太選手がディフェンスラインで出場。
SEKISUIの攻撃をしっかり封じるプレーを見せてくれました。

また、2023年甲子園ボウル優勝メンバーの鈴木崇与選手も出場。
惜しくもファウルで取り消しとなりましたが、ロングパスからエンドゾーンへ駆け込むビッグプレーには会場も沸いていました。

そしてSEKISUIでは一昨年の関学のエースRBだった伊丹翔栄選手が出場。
関学時代と変わらぬ軽快なランを見せてくれました。

試合はその後、SEKISUIがK(キッカー)佐藤敏基選手のフィールドゴールで追い上げます。
パナソニックには敵陣深くまで攻め込む場面が何度もありましたが、フィールドゴールを2度失敗しており、得点はならず。
SEKISUIも粘り強いディフェンスで追加点を許しませんでした。

SEKISUIはRB遠藤集選手のランが目立ちましたね。
ほかにもWRイーサン十良選手への短いパスからのランなど、じわじわと攻め込むオフェンスを展開しますが、こちらも得点にはつながりません。

そして4Qにパナソニックが追加点を挙げます。
RBのミッチェル・ビクター・ジャモー選手がランで前進を重ねると、最後も自分の足で中央を突破してタッチダウン。
このミッチェル選手の得点が決定打となり、そのまま試合は終了しました。

パナソニックインパルス 14 × 3 SEKISUIチャレンジャーズ

ロースコアの試合ではありましたが、トップレベルならではのスピード感やフィジカルの強さを存分に感じられる好ゲームだったと思います。

そして、この日の見どころは試合だけではありませんでした。
試合後には、グラウンドに選手が花道を作り、来場したファンを見送るファンサービスも実施!
ファンと選手が入り混じり、激闘を讃え合う光景が広がっていました。
今回の2万人集客プロジェクトは、ただ観客を集めるためのイベントではなく、「アメフトをもっと多くの人に届けたい」というXリーグの強いメッセージそのものだったように感じます。
試合を観るだけでは見えてこなかったリーグの挑戦や理念が、この一日にはたくさん詰まっていました。

Xリーグは今、本気で『観てもらえるスポーツ』を目指して動き始めています。その挑戦については、次回じっくりお伝えしたいと思います。

Xリーグには学生リーグとはまた違った面白さと、大きな可能性がありました!
大学生の一線で活躍した卒業生が中心となっているだけあって、身体の強さやスピード感は学生以上のものも感じました。
そこに外国人選手も加わるわけですからね。
また機会があればXリーグの試合にも足を運んでみたいと思いました!

そして、学生でもXでも良いので、ぜひ多くの人にアメフトの魅力を感じてほしい!
ので、今日も言います…

 

※イラスト・写真の転載・無断使用はご遠慮ください。使用をご希望の場合はK!SPO編集部までご連絡ください。


スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。
プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。
プロ野球選手には、伏見寅威選手(オリックス・バファローズ→北海道日本ハムファイターズ⇨阪神タイガース)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。
名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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