いよいよ神戸マラソン！ビギナーもリピーターも必見めざせ完走！コース攻略法を事前チェック！

2016年11月15日（取材・文／K!SPO編集部、写真・コースマップ／神戸マラソン実行委員会より）

11月20日は神戸マラソン、完走をするにはコースをどんなペースで走るか、イメージするのが大切。そこで、ヤノスポーツ三宮本店・店長の荻野さんに、神戸マラソンの走り方を教えてもらいました。荻野さんは、これまでなんども神戸マラソンを走って、コースを熟知、ヤノスポのランニングイベントや店頭でも、レベルに応じたアドバイスが評判です。

「目標は完走！」という神戸マラソンのビギナーさんもリピーターさんも、要チェック！

（1）スタート

大きな大会を走った方はご存知だと思いますが、スタートまでの待ち時間が長い！20日の天気予報は、曇時々雨、最低気温14℃、最高気温20℃、湿度50％（11月15日時点の予報）。蒸し暑くなりそうです。着脱が簡単で軽い素材のジャケットやアームカバーを上手に利用しよう。
もうひとつ、心配なのがトイレ問題！とにかく長蛇の列で時間がかかります。スタートしてからトイレに行くのも、アリですね。

（2）南京町：約2km地点

スタート直後は道路いっぱいにランナーが広がって混雑しています。テンションも上がってスピードを上げたくなりますが、周りの速いランナーに惑わされないように、マイペースを守って。周りの景色を楽しむ余裕を持って、ゆっくりと。ここから栄町通りを抜けて、神戸駅横を通り国道28号（大開通り）に向かいます。

（3）新長田鉄人前：約7km地点

国道28号（大開通り）から高速長田駅あたりまでは、比較的平坦で道路も広く、走りやすくなります。スピードを上げ過ぎないよう、要注意。高速長田駅付近から新長田までは、いくつかの交差点を右折左折するので上手にカーブを走りましょう。鉄人の背中を見ながらJR鷹取駅のロータリーに向かいます。

（4）須磨浦公園前：約10km地点

JR鷹取駅からJR須磨海浜公園駅を過ぎるまでクネクネ曲がったコースが続きます。国道2号線に入ると最初の大きなアップダウン・天神橋が見えてきます。国道2号線の海沿いのコースは小さなアップダウンがあるので、リズムを保つのが難しくなってきます。オーシャンビューを楽しみながら、進みましょう。記念写真を撮るなら、前半の元気なうちがおすすめ！

（5）舞子折り返し：約17km地点

明石海峡大橋を望む舞子が折り返し地点。折り返しと言っても、まだ半分も走っていません。残り2/3くらいの気持ちで。後半に足を残して、ペースを保つのがポイント。沿道が近く応援も多いので、元気をもらってファイト！

（6）須磨海浜公園（スマスイ）前：約27km地点

折り返しから天神橋までは、先ほどの海沿いの2号線を戻ります。塩屋のあたりが中間地点。海風を受けて体力を消耗します。来るときは調子よく走った小さなアップダウンも、だんだんきつくなってきます。

（7）ノエビアスタジアム（ノエスタ）前：約31km地点

須磨海浜公園を右手に通り過ぎたら、往路より海側のコースへ。地下鉄海岸線・苅藻駅方面に向かいます。新川の橋を過ぎると、左手にノエビアスタジアム神戸が見えてきます。30kmを過ぎ、かなり足にきます。この辺りは平坦で走りやすい道なので、この後の難所に備えて踏ん張りたいところ。

（8）神戸大橋：約37km地点

ハーバーランドに過ぎるとすぐに、一番の難所と言われる浜手バイパスに。約3kmの長い自動車専用道路の高架橋で、神戸マラソンのコースの中で最大の高低差があります。さらにその後、もうひとつの難所、神戸大橋のアップダウンが続きます。しかし！ここで燃え尽きてはいけない！　きつい場合は歩いてもいいから、完走を目指ざそう。

（9）ポーアイしおさい公園：約40km地点

神戸大橋を渡ったら、もうひとふんばり。Uターンするようなコース設定になっているので、フィニッシュが見えているのに、なかなかたどり着かない…最後の力を振り絞って走りきろう！

（10）フィニッシュ

やったー！ついにゴール！　この感動は、走りきった者にしかわからない！

めざせ完走！荻野店長からおすすめサプリはこれ

フルマラソンでよくある体調不良が、脚がつること。最大の原因は大量に汗をかくことによるミネラル不足です。もうひとつは、ハンガーノックという目まいや頭痛です。これは糖質不足が原因です。ひどい場合は倒れてしまうことも。瞬間的にエネルギーを補充できるサプリも持っていると安心です。20日当日は蒸し暑くなりそう。ミネラルと水分をしっかり補給して、熱中症対策も忘れずに。
荻野さんは、フルマラソンでは、ミネラル補給サプリを１つ、エネルギー補給サプリを4つ（10kmにひとつづつ）持って走っているそうです。