スポーツイラストレーター T.ANDOH の「OUTSIDER’s ReCALL」(197)母国へ響け!世界一のクローザー!アンドレス・マチャド
2026年7月27日(イラスト・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
今回はひさびさにバファローズのイラストコラムをお届けしたいと思います。
チームは厳しい戦線状況ですが、なんとか5割での前半を折り返し、後半戦にはこの男のさらなる登場場面が見てみたい。
その男は、アンドレス・マチャド。
京セラドームにギターの音色が響くと、球場がどよめき、この男が登場する。
クローザーシチュエーションでマチャドが登場する光景は、すっかりファンに定着していますよね。
100キロ超の体重をしっかりと腰に乗せた、ちょっと独特の投球フォームから、重いストレートが飛び出す。
僕はマチャドの流れるような投球が大好きです。
今年はWBCでもベネズエラ代表で決勝戦のマウンドに立ち、歓喜の瞬間を味わいました。
WBCで世界一のクローザーとなり、その注目を集めたまま迎えた今シーズン、バファローズでも不動のクローザーとして君臨。
7月25日にもセーブを記録し、23セーブで前半戦を終了しました。
そして今年はファン投票、救援投手部門で初めてトップ得票を得てオールスターに選出!
夏の球宴でもその剛腕が楽しみなところです。
オールスターでもぜひ登板し、多くのプロ野球ファンの記憶にマチャドのストレートが響いてほしい。
その背景には、今年の6月24日に発生した母国ベネズエラで発生した地震に向けたマチャドの思いがあります。
オリックスの投手陣の柱となっているマチャドと先発投手のエスピノーザは、ともにベネズエラ出身。
地震が発生し、甚大な被害が起きたと報じられた後、オリックス球団はいち早くベネズエラ復興のための募金活動を実施しました。
そして7月9日、マチャドは都内で開催された「ベネズエラ地震復興支援の集い」に参加しました。
復興支援のイベントでは、日本からの支援に感謝するとともに、母国の仲間には、手を取り合って困難を乗り越える「団結」という言葉を届けました。
今年は母国の威信をかけてWBCで戦い、そして今はオリックスの一員として戦う。
今年は代表とオリックス、2つのチームで戦った今年のマチャドを象徴しているのではないでしょうか。
チームへの信頼と愛着をプレーで体現するマチャド。
震災被害と不安定な政治情勢という厳しい生活環境に置かれた仲間に、いまこそ力を合わせて現実と戦ってほしいという願いが込められていると思います。
日本も今年で在籍3年目。
WBCの疲れも見せず、開幕から変わらぬ投球でチームを救い続けています。
象徴的なのが、5月19日のソフトバンク・ホークス戦のセーブ劇。
9回2アウトながらランナー3塁。
山川選手を三振に仕留めて1点差を守った試合。
この試合で11試合連続セーブという球団新記録を築いた。
チームにとっては2005年以来の快挙でもありました。
なにより、当時は打線も振るわず、首位の座も明け渡していた、チームが低迷しかけた時期。
交流戦を前に良い雰囲気でチームの浮上を期待していた中でチームは4連敗。
その連敗を止めたという意味でも、大きな勝利の場面となりました。
「いろんな選手と仲良くなっているので、そのまま友情を深めたい」
そして2度目の選出となったオールスターゲームへの意気込みを語る中でも、こんなコメントをしていました。
チームを鼓舞するため、自身の仕事をこなすため、チームメイトとの絶大な信頼をもって試合に臨むマチャド。
クローザーというシビアな場面で投げるマチャドだからこそ、そんな思いは強いのではないでしょうか。
そして、その投球に預けた「信頼と団結」の思いは、遠く母国への勇気となることも信じている。
「マチャドが投げれば勝てる!」
そう僕らも信じて、バファローズの後半戦の反撃に期待したい。
そして、オールスターゲームでは、日本のファンにはマチャドの投球に、ベネズエラへの復興の思いを寄せてほしいと思います。
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
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