ナミコのおでかけ日和(25)芦屋浜に新名物?SNSでバズリ中の無料映えスポットで夜光虫を観察する
2026年5月1日(文・写真/ナミコ)
こんにちは。ナミコです。
今、なぜか芦屋川がちょっとした人気スポットになっているのをご存じでしょうか。
3月末ごろから、日没ごろになると河口を目指して続々と人が集まってきます。
彼らのお目当ては「夜光虫」。
夜光虫とは、暗くなると青白く光るプランクトンです。
今春、SNSでの投稿をきっかけに、芦屋川でも観察できることが広く知られ、地元の人だけでなく、わざわざ遠方から見に来る人もいるようなのです。
※夜光虫の生態詳細はこちら
翌日には出動
実は芦屋川は筆者の散歩コース。子どもの頃から虫取りや水遊びで通い慣れた川です。
きっかけとなった投稿を見た翌日、「ほんまかいな」と筆者もさっそく足を運んでみました。
その日は日没後間もないせいか、ギャラリーは10名ほど。
犬を連れ、いつものコースを散歩しているらしき地元の方が波打ち際で足を止め、薄暮の時間を楽しんでいます。
そして暗くなるにつれ、波打ち際にはキラキラ水色に光るものが。
噂は本当でした。寄せては返す波の合間、まるでラメのようにキラキラ光る青白い光。
波が来るたび、暗闇から「きゃあ…」と控えめな歓声が上がります。

動画や画像を撮っても美しいのですが、やはり生で見るのが一番。
すっかり日が落ちる頃まで30分ほど波打ち際で観察し、帰宅しました。
暗闇で気づきませんでしたが、帰る頃に後ろを振り返って見ると、続々と人が増えています。50人はいたでしょうか。
家族連れも多く、小さい子どもは足元で弾ける夜光虫に呪文をかけ、「魔法使いになったみたい!」とはしゃいでいます。子どもの発想は新鮮です。
大人も瓶に入れてユラユラさせる人や、本格的なカメラを持参して、写真を撮る人の姿も。
夜光虫、そんなに珍しい……?
しかし神秘的でロマンチック♡と浮かれている人たちには申し訳ないですが、筆者は知っています。その神秘的な魔法のような生き物の正体が、昼間は「赤潮」と呼ばれ、「くさーい」と嫌悪されていることを。
散歩で毎日来ているという地元の方と話してみると、毎年朝の散歩で赤潮が見られるようになったら、夜も様子を見に来るとのこと。
「珍しくもなんともない」との感想に
「ですよねーーーー!」と思わず大きく頷きます。
身近で大バズリ
帰宅後、撮影した画像を知り合いや近所の人に送ってみたところ、ものすごい反響でした。
「行ってみる!」
「どうやっていくの?」
「駐車場は?」
「コンビニはある?」
「座るところは?」
と、花火大会並の盛り上がりです。
みんな何を想像しているのでしょう。赤潮ですよ。
どうやって、と言われても… 海に向かって歩くだけ。
店はないし椅子もない、なぜならそこは海だから。
駐車場を探してまで行くなんて、考えたこともなかった。
などと冷静なコメントを返します。
そして後日。
一過性のバズり現象かと思っていたところ、約1カ月経った現在でも日を追うごとに人が増えているようです。
知り合いたちにも聞いてみたところ、撮影しようにも誰かしら写りこむ、という状態になった日もあったとか。
中には花火大会の会場である、埋立地の南芦屋浜ビーチを目指して行ったおっちょこちょいもいたようで、
「どこかわからなかった」「見えなかった」との声も…。
落ち着いてください、明らかに行き過ぎです。
河口がわからないと言われても、「とりあえず車を置いて河原に降りて海に向かえ」としか言えず、どうすれば伝わるのか逆に悩みます。
もちろんナビには載っていません。海なんだから。
最近では会場?への行き方を解説した動画までもがアップされており、すっかり名所と化しているようです。
「会場」の昼間の景色をご紹介
そこで今回道案内がてら、昼間の景色を撮ってきました。
これで位置関係がわかるでしょうか。
まずは最寄りの阪神芦屋駅南出口を出て

芦屋川沿いの遊歩道から、河原に降ります。

あとは海に向かって真っ直ぐ歩くだけ!
芦屋川は散歩マナーも良く、足元に落ちているものはほぼありません。芝生を踏みしめながら、正面に見える海を目指します。

普段は干からびている芦屋川も、今日は雨上がりのせいで水もたっぷり。カルガモも優雅に泳いでいます。

海が見えてきました。

河口に到着しました。ここまでで徒歩約15分。

雨のせいか、水は澄み渡っていて、赤潮の「あ」の字もありません。
私の勝手な予想では、今日は観察できない気がします。
砂浜からは、道路に上がる階段も整備されています。

観察の後は来た道を戻るもよし、道路に上がるもよし。
ただしコンビニは駅近くまでありませんし、トイレは隣接する公園の中の公衆トイレが最寄りです。川沿いにはいくつかバス停があるので、タイミングが合えば利用しても。
この道を通る路線バスなら、阪神・阪急・JRの駅にはもれなく停まります。
河原は信号もなく、車もいないので、駅まで戻るのであれば、来た道を戻るのが圧倒的に早くなります。
体調と気分に合わせて、帰路をチョイスしてください。
芦屋川河口は阪神間に残る、数少ない天然の砂浜。
くれぐれもゴミを捨てたり荒らしたりしないよう、そっと観察しましょう。
夜光虫はこの時期、須磨海岸や香露園浜でも目撃されているようです。
興味があれば、自然の神秘と波の音に癒されながら、安全に気をつけて夜の海を楽しんでみてください。
今回ご紹介したのは
芦屋川河口
住所:芦屋市松浜町、平田町
阪神芦屋駅から芦屋川河畔を徒歩約15分
駐車場なし(路上駐車厳禁!)
自然現象なので、時間帯や天候によっては観察できない日もあります
ナミコ
セは阪神、パは阪急を応援しながら阪神間で生まれ育った昭和生まれのママライター。
幼少期の憧れの人は福本豊。阪急ブレーブスを知る最後の世代として、西宮ガーデンズに行くたびギャラリーとメモリアルスポットを巡礼しては熱く語るためママ友たちにウザがられている。趣味は野球観戦と鉄道旅行。
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