スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(129) 進化に向けた挑戦!努力の春季キャンプ。オリックス・山﨑颯一郎
2025年2月19日(イラスト・文/T.ANDOH)
こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
オリックスの宮崎キャンプでは実践練習や練習試合が展開しています。
宮崎キャンプは行ったことないんですよ。
大昔にたまたま旅行を兼ねて高知に行った時、当時ダイエーや西武がキャンプをやっていて見に行ったことはありますが、いまはグッズや飲食もたくさんの売店が出ていたり、公式戦の球場と同じように楽しめるみたいですね。
チャンスをつかんばかりの緊張感と、キャンプ地ならではの緩さが相まって、現地に行けると、楽しそうですよね。
紅白戦に、山﨑颯一郎選手が登板すると聞いたので、テレビで見ていました。
今シーズンの復活を期待したい注目選手です。
53試合に登板して3連覇に貢献できた一昨年から一転して、昨季は7試合の登板にとどまりました。
剛腕を支えた上半身が悲鳴をあげ、球速がガタ落ちしたことは、何よりも本人が堪えたことでしょう。
25歳を越えて、若さだけでは身体への負担が厳しくなってくる年頃です。
そんな昨季の秋は、増量にも励んだそうですね。
マウンドに上がる山﨑投手の腰回りも、少しゴツくなった印象を感じました。
足腰が強いことで上半身への負担も軽減できるし、何よりも球速と球威を上げられますよね。
紅白戦に登板した2月17日はまだまだ満足のいく内容ではなかったと思いますが、身体づくりに励んだオフから、満を持して臨むキャンプです。
ピッチャーには、結果を出すために自分のペースを持っています。どんな成果が出るか分からない中で、自分を信じてペース作って、調整していくしかない。
山本由伸投手が、批判を受けてもロケットを投げ続けて肩を作ったのと同じように、ときに孤独とも戦い、自分にトコトン向き合っていく強さも求められます。
そんな選手たちの努力が間近で見られるのがキャンプですよね。
地道な練習の姿は見る側としてはつまらないものもあるかもしれないですが、それも選手が自分を信じて向き合っている姿。
“推し選手”がいればもちろん、選手たちの呼吸をも感じられる場所で体感できて、活躍の姿はそのまま夢として選手に預けられるキャンプを、ぜひ見に行ける方は楽しんでほしいです。
「来季は進化した自分を見てほしい」
と、昨秋に語っていた山崎投手。
新人の頃にも肘のトミージョン手術をし、育成選手をも経験した山﨑投手です。
そして、そんな新人時代からファームで交流があったのは、岸田護新監督です。
いまは苦しい姿を見ることになるかもしれないが、逆境を乗り越えて復活する姿、160キロを目指す剛腕の復活を、いまは静かにですが、見守っていきたいです。
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。 |
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