スポーツイラストレーター T.ANDOH の「OUTSIDER’s ReCALL」(209)関学ファイターズ、下級生が躍進した神戸大学戦
2026年10月21日(イラスト・文/T.ANDOH、写真/Azusa Suzuki)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
今回は、10月18日に開催された関学ファイターズ対神戸大学レイバンズ戦の様子をお伝えします。

前半戦の山場となった京都大学戦を勝利で飾った関学ファイターズは、全勝を維持したまま神戸大学戦を迎えました。
一方の神戸大学は、試合前の時点で3敗1分けと、今季は苦しい戦いが続いています。
とはいえ、神戸大学は普段から関学に対して独特のペースで試合を進め、相手を翻弄しようと攻勢をかけてくるチーム。
関学にとっても、決して簡単には勝てない相手です。
試合前には、キャプテンを務める4回生LB(ラインバッカー)の倉田我琉選手が、どんな相手であっても自分たちのアメフトを見失わずに試合に臨もうと、チームに檄を飛ばしました。

試合は神戸大のリターンでスタートしますが、すぐに攻守交代。
関学の攻撃では、3回生QB(クォーターバック)の星野太吾選手が右サイドへパスを投じると、4回生WR(ワイドレシーバー)のリンスコット・トバヤス選手がキャッチ。そのままサイドライン際を駆け抜けてゲインを重ねます。
そして、続く攻撃で3回生RB(ランニングバック)の平野日々輝選手が中央を突破し、先制のタッチダウンを決めました!

関学の勢いは止まりません。
続く攻撃でも、再びリンスコット選手が魅せます。
星野太吾選手からショートパスを受けると、なんと相手ディフェンダーをジャンプでかわし、そのまま右サイドを駆け抜けてタッチダウン!
立ちはだかる相手選手をジャンプでかわすという、驚異的な身体能力を披露。
着地後も軽快に走り、約40ヤードを駆け抜ける見事なプレーで追加点を挙げました。

さらに、関学の勢いは止まりません。
神戸大の攻撃をファーストダウンすら許さずに封じ込めると、今度は星野太吾選手から4回生WRの北村翼選手へのロングパスが成功し、一気に敵陣へ。
すると、3回生RBの永井秀選手が相手ディフェンスを振り切ってタッチダウン!
第1クォーター(1Q)で3ポゼッションのリードを奪います。

第2クォーター(2Q)に入ると、QBは2回生の長澤崇夫選手に交代。
RB陣にも1回生の大西龍太選手らが起用されます。
すると神戸大も、3回生DL(ディフェンスライン)の後藤雅志選手が長澤選手をQBサックするなど、意地を見せます。
その後、神戸大はパントリターンから3回生RBの井上雄貴選手がダイナミックなランを見せ、大きく敵陣へ侵入。
タッチダウンには至らなかったものの、フィールドゴールで3点を返しました。

しかし、その直後のキックオフリターンでリンスコット選手が大きく前進。
敵陣深くまで攻め込んだ関学は、絶好の位置から攻撃を開始します。
ここで1回生の大西龍太選手がランでエンドゾーンに駆け込み、タッチダウン!
さらに関学は、前半終了間際にも攻撃を展開。
残り時間ぎりぎりでフィールドゴールを試みますが、これは惜しくも失敗に終わりました。

後半は関学のリターンでスタート。
キックオフリターンを務めた1回生QBの並諒(なみ・りょう)選手が、するすると相手ディフェンスの間を抜け出し、一気にエンドゾーンへ!
並選手にとって初得点となる、キックオフリターンでのビッグプレーが飛び出しました。

神戸大は続く攻撃で、4回生QBの宮田幸太郎選手からのパスをつないで敵陣へ侵入。
しかし、得点はフィールドゴールによる3点にとどまりました。

一方、関学の次の攻撃では、長澤選手から北村選手へのパスが成功。
さらに4回生WRの酒井蒼昌選手のランなどで大きくゲインを重ねます。
最後は大西選手が中央を突破し、この日2つ目のタッチダウンを決めました!

さらに神戸大は、自陣でパントを試みた際にスナップをファンブル。
ボールを後逸し、フォローに入りましたが、そのまま自陣のエンドゾーンを越えてセーフティに。
関学に2点が加わります。

試合は第4クォーター(4Q)に入っても、関学の追加点が続きます。
長澤選手のショートパスを受けた1回生RBの星野礼翔選手が、一気に走り抜けてタッチダウン!
その他リンスコット選手もQBを務めるなどオフェンスを展開しました。

突き放された神戸大ですが、パスをつないで敵陣へ攻め込みます。しかし、4thダウンギャンブルは成功せず、攻撃権を失います。
さらに試合終了間際、神戸大は再びパス攻撃を試みますが、関学の4回生WR小段天響選手がパスをインターセプト!
神戸大の反撃を断ち切り、試合終了となりました。

関西学院大学ファイターズ 51-6 神戸大学レイバンズ

序盤に大量リードを奪った関学は、その後セカンドチームへとメンバーを入れ替えました。
とりわけ下級生が数多く出場し、実戦経験を積む機会にもなった一戦です。
ここからは、そんな若い選手たちにもスポットを当ててみましょう。

1回生DB(ディフェンスバック)筑比地諄選手
初出場ながら前半から出場を果たし、神戸大の井上選手に対して果敢なタックルを披露。
さらに、QBへのサックも決めるなど、積極的なプレーを見せました!

1回生DBの宮本大輝選手
スタメンで出場を果たした宮本選手。惜しくもインターセプトには至らなかったものの、見事なジャンプでボール際の攻防に挑みました。
個人的に推したい! 1回生DBの大槻純人選手
大槻選手の兄は、かつてファイターズで活躍した直人選手。
ポジションは違いますが、兄を超えたいという思いを胸に、神戸大戦でデビューを果たしました。
これからの成長にも注目していきたい選手です!

ここで、試合に出場した1回生DBの選手たちにも話を聞いてみました。
1回生DB・宮本大輝選手(写真左)
「タックルやボールキャッチなど、まだまだ課題の残る試合となりました」
「周りの先輩方のサポートのおかげで、自分がうまくなっていっている実感があります」
1回生DB・筑比地諄選手(写真中央)
「自分は結構ハードなプレーをアピールできて良かったと思っています」
「初めてしっかりと試合に出て、満足のいくプレーができたので、先輩方やコーチ陣に感謝しかないです」
1回生DB・高橋快選手(写真右)
「あまりチャンスは回ってきませんでしたけど、普段の反省を生かすことができたと思っています」
「プライベートでも仲の良い1年のDBがそろって出られたのがうれしかったです」

下級生の活躍は、上級生にとっても頼もしいものだったようです。
次代を担うフレッシュな戦力の台頭に、期待が膨らむ試合となりました。
「みんなで出て強くなりたい」
そんな思いを共有できる仲間がいるのは、チームにとって大きな力になるはずです。
選手同士の仲の良さも感じられるだけに、互いに切磋琢磨しながら、喜びを分かち合えるチームメイトへと成長していってほしいですね。

さて、神戸大戦は相手を圧倒することができましたが、いよいよリーグは佳境に入っていきます。
関学ファイターズは残り2試合で関西大そして立命館大戦を控えており、優勝はもちろん順位次第ではその後の大学選手権(甲子園ボウルに向けたトーナメント)の対戦にも大きな影響をもたらす大一番が待っています!
より一層ギアを上げて、戦術にも深みを増して一戦必勝で臨む3強の戦いが展開されます。
そういう意味でも、大勝するも気を引き締めて次を見据えたい。
戦いはもう始まっています。
関関立3強の鍔迫り合いを制して優勝を目指す関学ファイターズ
リーグ戦のクライマックスを注目してほしい!
ので、今日も言いますよ…

次回は10月31日(土)、たけびしスタジアム京都で、関西大学カイザーズ戦です。
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
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