スポーツイラストレーター T.ANDOH の「OUTSIDER’s ReCALL」(199)激闘!夏の甲子園に行ってきた!
2026年8月19日(イラスト・写真・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
夏の甲子園、高校野球はクライマックスに向けて、熱い試合が続いていますね。
毎年、甲子園球場にはチケットにも恵まれて観戦に行っているのですが、今年は準々決勝に進む16強の激突、8月15日の三回戦を見に行くことができました。
7月中から酷暑が発生した今年の夏でしたが、お盆休み期間は比較的涼しい日々が続いていましたね。
台風による順延の影響も1試合のみで、日程は順調に進行し、当日も気持ちの良い晴天に恵まれました。

三回戦の初日はなかなかの好カード!
天理・智弁和歌山、そして履正社と関西勢が並び、さらに仙台育英も見られるという幸運となりました。
僕は高校野球では智弁和歌山が好きで、今年も智弁和歌山らしい豪打を期待しつつスタンドへ向かいました。

そして座席がここ!!
アルプススタンドの頂上に設置されているLAWSON デッキシート!!
甲子園のスポーツバー「Joe-Guy」のマスターMassieさんが、毎年グループ購入を取りまとめてくれているのですが、ここ最近は、このデッキシートを購入できていて、空間的にも余裕を持って座れつつ、球場の全景を一望しながら高校野球を楽しめております。
ぜひ今後の甲子園観戦の参考に、座席からの景色をご覧いただければと思います。

この座席のいいところ!
風が涼しい!!
さすがのスタンド最上段。
しかも甲子園の両翼ということで、浜風が吹き渡る位置にあることから、座席にも終始風が吹き込んできます。
球場を横から一望できるロケーションで、スコアボードもよく見えるし、絶好の観戦スポットです。

しかも今年はちょっと風向きが違い、三塁側の後方(北側)からの風が吹き込んできました。
この風がまた涼しさを増して背後から吹き込んでくるため、近年稀に見る「快適な」高校野球観戦を楽しめました。
とはいえ真夏の甲子園。
熱中症対策はしっかりと、水分もたくさん持ち込んで、4試合観戦に臨みました!

試合の様子はちょっと端折っていきましょう。
好カードに加え、この日は“ブラバン応援がすごい学校“がならびました。
第一試合は天理高校!
魔曲といわれる「わっしょい」は、低音サウンドでゆっくり始まるんですよね。
相手校に圧を与える「わっしょい」が飛び出す天理。対戦相手の高川学園のリズムが崩れたところをしっかりと攻め込み、6対3で勝利しました!

(三塁側だったため「C」マークはおがめず…)
そして第二試合は智弁和歌山!!
対するはこちらも北陸の雄、敦賀気比との一戦となりました。
智弁和歌山もまた、数ある応援曲が“名曲”といわれています。
初回攻撃は、静寂を切り裂く「アフリカン・シンフォニー」でスタート。
そして得点圏に進めば、智弁和歌山の魔曲「ジョックロック」が展開します!
ゾクゾクくるんですよ!
「キタキター!!」って、見ているこちらのココロにも火をつける魔曲が、ナインの背中を押します。
しかし、序盤からチャンスを作るも両チームともに決定打を欠き硬直します。

そして話は飛びますが… この日は8月15日。
「終戦の日」の正午は、甲子園球場でも試合を止めて黙祷を行います。

不謹慎ながら、黙祷の瞬間を写真に一枚、収めさせていただきました。
僕が甲子園で8月15日を迎えるのは、今回で2回目。
前回もそういえば、智弁和歌山戦でした。
のちに中日に入る岡田俊哉投手が投げていた試合でした。
4万人を超える人たちが一斉に黙祷をする場所って、全国を探しても甲子園くらいではないでしょうか。
貴重な体験だと思いますし、後世にも残していきたい行事です。

試合は再開直後の5回に敦賀気比が2点を先制し均衡が破れます。
智弁和歌山はチャンスをものにできず、このまま負けてしまうかなと思っていた8回に、ランナー二・三塁から2点タイムリーが飛び出して同点!
そして同点のまま延長タイブレークに持ち込みました。

そして延長11回に智弁和歌山が一挙に5得点を挙げて大量リード!
敦賀気比も裏に1点を返しましたが、試合はそのまま7対3で終了。
この勝利は、選手たちにとって本当に嬉しい1勝だったのでしょうね。
試合後の挨拶に並んだ智弁和歌山ナインにはガッツポーズが飛び出しました。

第三試合は大阪の激戦を乗り越えた履正社高校と、三重高校の対戦!
履正社といえば、4番に座る「辻竜乃介」選手。
オリックスでプレーし、いまは西武でコーチをつとめる「辻竜太郎」さんの息子なんですよね。

ちなみに竜太郎さんのお父さんも元プロ野球選手。
中日に在籍していたお父さんから生まれたので、竜太郎。
そして「竜」の字が受け継がれた竜乃介選手。
今年のドラフトでプロ入りすることがあれば、三代続けてプロ野球選手が誕生することになりますね。

試合は序盤から三重高校がリードをし、履正社も7回に追い上げを見せましたが、三重高校は終盤にエースの吉井投手を繰り出しリードを守り、5対2で三重高校が勝利となりました。

そして第四試合は仙台育英と千葉の拓大紅陵高校の対戦です!
試合前には強めのにわか雨が球場を湿らせました。

デッキシートは、場所も広いし最上段なので、傘をさしても周りの迷惑にならない。
これも一つのメリットですね。
試合は遅れることなく開始しました。
この試合もブラバンが強烈な拓大紅陵の応援が登場!
なんといっても、“ノリノリ”の応援スタイル。
グラウンドの選手も音楽にノッてプレーしているとも。

聞きしに勝る拓大紅陵の大応援団が、チームを最後まで後押ししました。
しかし、先制した仙台育英が6対3で勝利。
天理、智弁和歌山、三重高、仙台育英と、すべて座っていた三塁側のチームが勝利するという日でもありました。

朝から夜まで4試合のフル観戦。
試合そのものはもちろん、スタンドを包む応援、ブラスバンドの音、そして8月15日の黙祷まで…。
高校野球の「現場」でしか味わえないものを、たっぷりと感じた一日でした。
今年も甲子園で行うこの高校野球の面白さ、魔力、惹きつけられて集う人たちの思いを、今年もまた実感できましたね。
ドーム化や7イニング制…、全国大会のあり方を問う声が上がっている昨今。
もちろん選手やお客さんの安全を考えることは大切ですが、個人的にはやっぱり甲子園で見る高校野球が一番なんです。
それは、甲子園を目指す球児も、甲子園に集うファンもどこか同じように感じているのではないでしょうか。

今年もまた、たくさんのドラマを見せてもらいました。
高校球児にとっては、一生に一度の夏。
その一瞬を、こうしてスタンドから見届けられることに感謝しつつ、僕もまた来年の甲子園を楽しみにしたいと思います。
いよいよベスト8、そして、準決勝、決勝と続きます!
ここからさらに熱くなる夏の甲子園。
今年の頂点に立つのは、果たしてどのチームなのか。
最後まで、思いっきり楽しませてもらいましょう!
※イラスト・写真の転載・無断使用はご遠慮ください。使用をご希望の場合はK!SPO編集部までご連絡ください。
![]() |
スポーツイラストレーターT.ANDOH
おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。 |
Twitter でK!SPOをフォローしよう!
Follow @info_kspo


