くれっちの「神戸・下町通信」(3)板宿発・自転車×カフェ「RE:PRODUCTS PROJECT」

2016年6月4日(文/K!SPO記者・くれっち)

先日、お世話になっている板宿の自転車屋さん「RE:PRODUCTS PROJECT」(リ・プロダクツ・プロジェクト、以下RPP)に寄った際に、代表の末瀬さんにお話を伺いました!
RPPは、ビバタウン板宿の駐車場入口から東に少し進んだところにあります。1階が自転車屋さん、2階がカフェ、3階が工房、4階にはイベントスペースまであるユニークなお店です。

サイクルショップでは、VIVALOのオーダーフレームやBRUNOの完成車のほか、革小物、ウェアなどを扱っています。メンテナンスやカスタムなど、自転車に関する事ならなんでも相談できます。
カフェは、ランチやオリジナルスイーツ、イタリアンが楽しめて、貸切パーティーなどもOK。すごく居心地の良い雰囲気です。
という、サイクルもカフェもこだわりのショップなのです。

自転車屋を志したきっかけ

末瀬さんは子どもの頃から、自転車に乗るとどこまででも行ってしまうくらいツーリングが大好きでした。小学生の時に神戸から姫路まで自転車で往復したこともあるそうです!
その後、中学、高校は自転車より部活動に励んでいましたが、大学に進学して、早くも将来はなんらかの業態で起業する事を考えていたそうです。
大学生の当時、クラブミュージックにどっふりハマっていた末瀬さん。マウンテンバイクに乗ってヘッドホンで音楽を聞きながら走ったら、すぐにでもクラブっぽくなるんちゃう?!と思いついたとか。末瀬さん曰く、そんなヨコシマな考えから自転車熱が再燃したそうです(笑)
そんな自転車ライフをを過ごす中で、自転車の需要の高さを再認識。「自転車」で起業しようと決意しました。

大学を卒業後、自転車販売店に就職、ますます自転車に夢中になる中で「素人でも気軽に入りやすい雰囲気のお店にしたい」「スマートでスタイリッシュなブランドロゴをデザインしたい」といった、自分だったらもっとこうしたい!という具体的な構想が構築されていきました。
当時、2000年代初期は空前のカフェブーム。「自転車×カフェ」というお店は絶対お洒落だ!と閃きます。この「カフェとのコラボ」というスタイルが、末瀬さんのショップの原型となりました。

自分の店を開業、そして、夢に向かって

店長まで務めたのち、独立。2007年に、カフェ&サイクルショップ「コンフォートスペース」を板宿小学校のすぐ横で開業しました。2010年には、VIVAROブランドとその工場を吸収し、現在の場所に移転、RPPとしてリニューアルオープンしました。

その後、顧客も増え規模を拡大、2015年7月に三宮初の自転車オーダーメイドのショップ「DRECTION」(デレクション)をオープン。さらに、今年6月末には長田区の西代駅近くにママと子どもの自転車屋さん「+m」をオープン予定です。
「+m」(プラスエム)では従来の自転車はもちろん、自分好みに自転車をカスタマイズできるサービスも提供する予定とのこと。どんなお店になるか楽しみですね!

そんな末瀬さんの夢は、買い物をするだけでなくクリエーターのものづくりを見る事ができて体験もできるショッピンクモールを設立すること。
もの作りやカスタマイズに関わってきたことで、日本の職人やクリエーターの技術に惚れ込み、その技術を大切にし、広めていきたいとの想いから、壮大な目標を持って突き進んでいます。
これからも、新しい事業をどんどん広げていくRPPの活躍が楽しみです。


RE:PRODUCTS PROJECT
神戸市須磨区菊池町1-2-25
TEL:078-731-1232
http://re-products-project.jp

DIRECTION
神戸市中央区御幸通6-1-22住野太平ビル1F
TEL:078-855-2627

+m
神戸市長田区御船通5-6-10
TEL:078-641-2250

 


<記者プロフィール>

呉原 進(くれはら すすむ)/くれっち
履きだおれの街・神戸の靴職人。
オーダーシューズの作成や靴教室の開催を通じて
神戸の靴作り文化を広める一方で、神戸でたくさん
楽しい事をしようと日々走り回っている、かも。

ブログ「オーダーパンプス、ときどき神戸」
http://ameblo.jp/drunkdrunk/

 

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