スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(48)ステップの2年目、オリックス野口智哉

2023年7月19日 (イラスト・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。

混戦からイチ抜けして大幅に貯金を積み上げてシーズン前半戦を終えたオリックスです。
う~~ん
感慨深いというか、まだまだ昔っからのファンからするとシンジラレナイ状態です。
5割ベースでここから勝負という後半戦、灼熱の7月・8月!!

前半戦に活躍した選手をネタにお話をしようと思っていたら、打の注目選手が昨日のフレッシュオールスターで間髪入れずに存在感を見せつけてくれました!!

2年目の野口智哉選手。
関大からドラフト2位で入団の昨シーズンは、春季キャンプから即戦力としても期待されましたね。
181センチの上背には見えないがっちりとした体格は存在感十分。
強肩であり守備も内外野とこなすユーティリティっぷりは、いまのオリックスの層の厚い野手陣のなかでは十分にチャンスを活かせられますよね。

個人的には、ユーティリティーとして器用に起用されるよりは、しっかりと腰を据えたポジションと打席を勝ち取れる素質はある選手だと思います。
1年目の野口選手には、走塁や攻撃面で少しムラも感じるところもあり、そこがルーキーなのかなという一面も感じたものですが、場数をこなして結果を出してナンボの世界。
他の若手選手も思いきり良く器用に応えている今日この頃なので、全ての面でスキルを高めて定位置を確保してほしい。これは、
オリックスのいまの若手全体に向けた課題ですよ。

そこにきてフレッシュオールスターで、打棒で思いきり良く印象付けたホームラン。
その後の打席でも、とにかくしっかりと振り込んで打っていましたね。
オールスターという「お祭りムード」で野口選手にもリラックスした表情を感じられました。

そう
そのリラックスというか、肩の力を抜いた自然体こそ若手選手に必要な要素かも。
熾烈な定位置争いの中で、いかに平常心で試合をこなしていけるか。

チャンスを結果に。
結果は積み上げられて、名実ともに選手は成長していく。
そんな姿をファンは見たいですよね。

野口選手の自信となって、後半戦でものびのびとしたプレーが見られたら、1年目はホップ、そして2年目はステップとなり、レギュラーも夢じゃない。
ペナントレースはチームの中にもライバルありです。
こんなポジティブなスパイラルになっている中嶋オリックス。

次回、もうちょっと投打の活躍選手を振り返って、後半戦の展望をお話ししましょう!

 

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スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。

プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。

プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。

名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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