スポーツイラストレーター T.ANDOH の「OUTSIDER’s ReCALL」(177)侍ジャパンの若手有望株!? オリックス・曽谷龍平
2026年2月24日(イラスト・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
各地でオープン戦が始まり出したキャンプ終盤。侍ジャパンもWBC本戦を控えて各チームから代表選手が集合、壮行試合が始まりましたね。
2月21日に開催された福岡ソフトバンクホークスとの壮行試合。
初戦の先発マウンドに上ったのは、我らがオリックス・バファローズの4年目左腕、曽谷龍平投手でした。
結果は2イニングでタイムリーとソロホームランの2失点だったものの、実戦登板で先発を担っただけにチームからの期待も感じちゃいますよね。
今回の2026年WBC日本代表に山本由伸らメジャーリーガーとともに追加加入が決定。
憧れの山本由伸投手と、侍メンバーとしてチームメイトとなることが決まりました。
遡れば、昨シーズンオフに開催された侍ジャパンシリーズ韓国戦の初戦でも先発に大抜擢!
3回までをランナーも許さず無失点でマウンドを守り、侍ジャパンの大勝発進に貢献したのが記憶に新しいところですよね。
2022年のドラフト1位で入団した曽谷選手。
ルーキーシーズンから1軍にデビュー。
なかなか勝ち星に恵まれなかったものの、シーズン最終戦のソフトバンクホークス戦でプロ初白星をあげました。
翌2024年シーズンは7勝11敗。それでも20試合に登板し、先発ローテーションをシーズン通して担い続けました。
昨シーズンも開幕からローテーションを守り、交流戦前の西武戦ではプロ初の関東勝利も挙げるなど8勝8敗。数字以上に“計算できる左腕”としての存在感を示した一年だったと言えるでしょう。
なにより、シーズンを通して先発としての役割を全うできているところが頼もしいですね。
勝ち試合の内容が良いだけに、登板を重ねるごとに球威だけでなく、試合運びや修正力にも成長を感じさせられます。
MAX150km超の速球と落差のあるフォーク、そして“ジェットスライダー”と呼ばれる変化の大きいスライダー。
その武器を操り、いまやバファローズのローテーションでは田嶋投手と並ぶ左の柱として定着しています。
それが、先述の昨年の侍ジャパンシリーズへの代表選出にもつながったと思います。
高校時代は秋田の明桜高校、そして白鴎大に進学して関東で活躍した選手ですが、出身は奈良県の斑鳩。
小学校2年生の時に書いた「二十歳の自分に送る手紙」に、「バファローズに入団する」と記していたほどのバファローズファン。
幼い日の約束を本当にかなえ、いまやチームの中心的存在になりつつある。
単なる因縁をも通り越した熱いものを感じますよね。
プレーにも出ている強気の投球には、その“有言実行”的な曽谷投手の性格をも感じます。
秋田の明桜高校に進学したのも、少しでも早く親元を離れて、野球で自立したいという思いがあってのこと。
子供の頃から自分の力を信じ、より高みを目指して飛び出したその決断。
その強い野球への情熱が、ドラフト1位という形で夢への扉をこじ開けた姿は、まさに“自分との約束”を一つずつ回収していく歩みそのもの。
環境に甘えず、先を見据えて選択し続けてきた覚悟の積み重ねが、あの強気の投球を支えているのですね。
そして迎えた今回の壮行試合。
結果以上に大きかったのは、「初戦を任された」という事実。
これは侍ジャパンの中でも重要な役割を期待されているからこそ与えられたマウンドでしょう。
あとはこの経験をどう本戦、そしてシーズンへとつなげていくか。
世界レベルの打者との対戦は、間違いなく大きな財産になるはずです。
そして、WBCへ得た経験をそのままバファローズへも還元してほしいですよね。
今季のオリックスは、再び頂点を狙うシーズン。
その中で曽谷投手がローテーションの軸として安定感を増していけば、チームの戦いはより盤石になるはずです。
曽谷龍平、世界へ。
本戦での先発入り、そしてその先にある“チームを引っ張るシーズン”を楽しみに待ちたいと思います。
※イラスト・写真の転載・無断使用はご遠慮ください。使用をご希望の場合はK!SPO編集部までご連絡ください。
![]() |
スポーツイラストレーターT.ANDOH
おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。 |
Twitter でK!SPOをフォローしよう!
Follow @info_kspo

