くれっちの「神戸・下町通信」(8) 大人から子どもまで大人気!ドラゴンゲートプロレスリング 岡村社長に突撃取材してきました!その1
2016年7月18日(文/K!SPO記者・くれっち)
いよいよ7月24日(日)、神戸を拠点に全国各地で興行を行っている大人気のプロレス団体、ドラゴンゲートプロレスリング(以下ドラゲー)の年間最大のビッグマッチ、ワールド記念ホール大会「KOBEプロレスフェスティバル2016」が開催されます!
それに先駆けてドラゲーを運営している株式会社ドラゴンゲートの岡村社長にインタビューをさせていただくべく、元町駅の西にあるドラゲーの本社ビルへ行ってきました!
JR神戸駅~元町駅間の山側に見える、ドラゲーの看板が目印のあの黄色のビルですね。しかし、突撃とか書いていますが僕は学生時代からプロレスが大好きなので、今回はさすがにめっっっちゃ緊張しました(笑)
岡村社長は元々空手家として長年活動をされていましたが、師匠からお酒の席で「お前もプロレスの試合に出ろ!」と言われた際に勢いで「押忍!」と言ってしまったそうです。その時、既にマッチメイクも決められてしまったため、テレビで観たことぐらいしかなかったプロレスの試合に出場する羽目になったそうです(笑)
もちろんプロレスの受身など練習したことも無く、そのまま本番を迎え「めちゃくちゃ怖かった!」と振り返られていました。普段から過酷なトレーニングを積んだ選手たちですら、大怪我や時には命を落とすこともある危険なプロレスの試合に出てしまう岡村社長も肝っ玉が座られていて凄いなー!とビックリでした。
当時は、仕方がないのでとりあえず記念に一試合だけ出れば良いと考えていたものの、試合の後にあの阪神・淡路大震災が起こり、神戸で運営していた空手道場も閉鎖せざるを得なくなってしまいました。家族を守るため定期的に試合へ参戦していったことが、本格的にプロレスの世界へと入るきっかけになったのだそうです。
その後、名プロレスラー・ウルティモドラゴン氏がメキシコで開校していた日本人ルチャドール養成学校「闘龍門」が、日本で興行を行う為の部門として、新たな団体を設立しました。当時から親交のあった岡村社長の「格闘技塾 武輝道場」と合併して、1999年に設立されたその団体こそがドラゲーの前身団体である「闘龍門JAPAN」でした。
その「闘龍門JAPAN」を設立した際に唯一の営業経験者が岡村社長でした。初めは仕方がなく裏方の仕事に就いたとのことでしたが、社長として裏方の仕事に就き「選手にはやはり満員の会場で気持ちよく試合をしてほしい」との想いで、地方巡業の度にひたすら現地のお店を回って営業をしたり、空手出身という経験から団体に携わる全ての人に「礼節をわきまえる心」を徹底して説いてきたことなどのお話をお聞きして、ドラゲーがみんなから愛されるプロレス団体へと成長していった基盤なんだと感じました。
年に一度の神戸ワールド記念ホール大会では、この時だけ岡村社長がリング上で挨拶を行うのですが、入場テーマに使用しているのが「デビルマンのうた」です。現役当時に似ていると言われていたことから、お決まりのテーマ曲です。社長の入場は、大会が大きく盛り上がる定番のポイント!当日試合を観に行かれる方は岡村社長へ是非大きな声援をお願いします!
今年で17回目の開催となる神戸ワールド記念ホール大会は、ドラゲーにとって大晦日のような位置づけであり、その大会を終えるとドラゲーは新たな一年のスタートとなる節目のビッグマッチなのです。今年は前売り券の売り上げがとても好調で、入手が大変困難とのことで、プロレスファンのドラゲーに対する注目度の高さが伺えます!
それもそのはず、ドラゲーでは毎回有名な選手から若手の選手まで多くの試合が行われますが、どの試合も華麗でダイナミックな技のオンパレードで観に来た観客を魅了してくれます。岡村社長の「一人のスター選手に頼るのではなく、ドラゲーの全試合を観たい」と思ってもらえるように「総合力で勝負をしていきたい!」という熱い想いがそこにはあるんですね。
実際に僕も何度かプロレスの会場に足を運んできましたが、人気選手の試合はもちろんのこと、その日初めて観た選手もファンになるようなすごい試合を開催しているドラケーは、プロレスファンを心から楽しませてくれる希少な存在なのです。
今回の取材では、岡村社長からとても勉強になるお話から、ちょっとした(?)裏話まで、いろんなお話を聞かせて頂きました。
今回の下町通信は、ひとまずKOBEプロレスフェスティバル2016の開催直前ということで、大会に向けてドラゲーのご紹介や大会のご案内を中心にまとめましたので、積もる話は次回「その2」で書きたいと思います!それでは!
ドラゴンゲートプロレスリング 公式サイト
http://www.gaora.co.jp/dragongate/
<記者プロフィール>
呉原 進(くれはら すすむ)/くれっち ブログ「オーダーパンプス、ときどき神戸」 |
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