スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(153)神戸ストークス”新時代”に向け発進!2025-26シーズン出陣式

2025年8月20日(イラスト・写真・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
今回は8月17日に神戸ハーバーランドumieで開催された、神戸ストークスの2025-26シーズン出陣式の様子をお送りします。

今年の春にオープンしたGLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)を本拠地として戦う、バスケットボールBリーグの「神戸ストークス」。
現在はB2リーグであり、新しいアリーナでリーグ優勝が期待されるチームです。
しかも、さらに翌年となる2026-27シーズンにはBリーグはB LEAGUE PREMIERと呼ばれるトップリーグの編成を行うのですが、そのプレミアリーグ入りを目指すというさらに大きな目標を掲げて今シーズンを戦うため、チーム体制を大きく変えてきました。

その新体制となった神戸ストークスの選手、スタッフ、チアが一堂に介する今季初めてのイベントです。
選手、コーチ陣はもちろん、この日はトレーナーやマネージャーといったコート上で戦う全てのスタッフが登壇。
ここにも、全員で一丸となってシーズンを戦うという気概を感じます。
会場となったumieのセンターストリート1F東アトリウム広場には多くのブースター(ファン)が集まり、チームの新たな発進を見届けました。

今年の新体制の目玉といえば、ヘッドコーチに就任した川辺泰三氏。
長らくファイティングイーグルス名古屋を率いて、イーグルスを就任3年目でB2リーグ優勝、B1リーグ昇格に導いたコーチです。
僕はこの川辺ヘッドコーチのストークス就任がとても楽しみなんです。
8シーズンにわたってファイティングイーグルス名古屋でコーチ経験を積み、その中でB1昇格を果たして、以降もB1でのプレーを継続できているチーム体制を作り上げてきました。
ずっと1つのチームでその手腕を磨いてきたので、ストークスという新しいチームでどのようにチームを作り上げていくことが出来るかが注目です。
それに、川辺ヘッドコーチは現役時代には、明るいキャラクターでチームのアイドル的存在でした。
そんな明るいキャラクターはコーチになってからも多くのファンの支持を得ているので、川辺ヘッドコーチの立ち振る舞いにも注目してください。

「勝ったどぉーーーー!」
って勝ち鬨をあげる川辺コーチのパフォーマンスがあるんですよ。
GLION ARENA KOBEでチームが勝って、会場のブースターと「勝ったどぉーーーー!!」の声が上がる風景が見られるのか。
ぜひブースターの方には覚えておいてほしい!

そしてこの「勝ったどぉーーーー!!」のイラストは僕が描いたもので、川辺ヘッドコーチのオリジナルLINEスタンプ「泰三コーチのポジティブスタンプ」として販売されております。
川辺コーチのキャラクターを知ることもできるので、ぜひストークスブースターの皆さんは購入してください(笑)。

そして川辺新体制に集まってきた選手たちも、実力派の選手が集まってきました!
背番号4番の寺園脩斗選手。
「ストークスを優勝するためにやってきました。60試合出場を目標に掲げます!」
三遠、そしてレバンガ北海道とB1を経験してきた司令塔は、明確にストークスの優勝と自身の目標を立てて、頼もしいコメントを送ってくれました。

さらに注目なのが、群馬から移籍してきた背番号8番の八村阿蓮選手。
ご存知、八村塁選手の弟!
学生時代から特別指定選手として渋谷、群馬でプレーをするなど期待の高い選手。
スモールフォワードとしてオールラウンドなプレーを期待したいですね。

そして背番号33番の笹倉怜寿選手。
笹倉選手もアルバルク東京などでプレーした選手なのですが、ゲームの流れを引き寄せることができるタイプの選手だと思うんです。

また、印象に残ったのが背番号12番の木村圭吾選手。
すでにいろんな選手にいじられて…、彼はムードメーカーになりそうですね。

若くて実績のある選手が移籍してきた一方で、僕としてはやはりフランチャイズプレイヤーとなってきたベテラン陣にも期待したい。

背番号9番の谷直樹選手。
「チーム最年長ですが、誰よりもハッスルしてきたい」
万全のコンディションでフルにシーズンを戦うことを願うばかりです。

そして背番号13番の道原紀晃選手。
寺園選手や笹倉選手も入ってきたので、自由に道原選手らしく得点に絡んでほしいですね。

ほかにも昨シーズンから復帰しているアイザック・バッツ選手も、恵まれたフィジカルでまだまだゴール下に君臨してほしいし、高いレベルを求められる今シーズンですが、ベテラン選手にもさらなる成長を期待したいです。

そう!
川辺ヘッドコーチがチームスローガンとは別に3つの目標を掲げていました。
・B2リーグ優勝
・ウィニングカルチャーの確立
・日々の成長
まさしくチームの「質」を高めるための成長の意識と、常勝の習慣を身につけて、優勝以上に「強いチーム」としての誇りを持つことを選手たちに植え付けたいという思いを込めた目標です。

そしてチームとしても「STORKS PRIDE」、「YOU SHOW UP!!」というスローガンを発表しました。
選手、スタッフ、そしてブースター全ての人がストークスに誇りを持てるチームを目指すとのこと。
副題の「YOU SHOW UP」は「優勝」という言葉も掛かっているそうです。

西宮から神戸へ移転して、3シーズン目。
地域に根ざしたチームにするため、このシーズンは明確に「優勝」と大きな目標を掲げてきました。
その気概がスローガンにも現れています。

いままで以上に強い意識でチームが動き出しているなと感じた出陣式。
今年のストークスは、まずはチームビルディングが楽しみですし、どれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか。
それがまた、関西随一の最新で最高のアリーナで繰り広げられるので、本当に楽しみしかないチームだと思います。
新たなヘッドコーチのもとで一からのスタートでもあるので、これからバスケを見たいという方にもぜひおすすめです。

会場ではマスコットのストーキーとストークスチアリーダーのパフォーマンスもあり、また今シーズンのユニフォームのお披露目の場ともなりました。
道ゆく人にも多くの注目を受けながらスタートした神戸ストークス2025-26シーズン。

開幕戦は10月4日(土)。
本拠地GLION ARENA KOBEでの福井ブローウィンズ戦となります。

 

 

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スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。
プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。
プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。
名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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