女子プロ野球　祝！京都フローラ優勝兵庫県出身の中村茜選手にインタビュー

2018年9月25日（取材・文／K!SPO編集部）

K!SPOが応援している女子プロ野球もレギュラーシーズン（ヴィクトリアシリーズ）は残すところあと少し。京都フローラが3年ぶりにシーズン優勝を決め、10月は女王決定戦が開催されます。
今シーズンの京都フローラは、個人成績で打率、打点、本塁打、出塁率とも、三浦選手、岩谷選手、中村選手、奥村選手、みなみ選手らが上位を占め、強い打撃力で勝ち進みました。また、投手部門でも小西投手が防御率1位、龍田投手が勝率1位と好成績を残しています。（いずれも9月25日時点の成績）
その中で攻守に活躍している中村茜選手にお話を伺いました。

#12 中村茜
兵庫県尼崎市出身
京都西山高校（ソフト)-ドリームス（2010）-スマイリーズ（2011・2012）-フローラ（2013～）
最多安打（2012）、最多打点（2014）、ベストナイン外野手（2011・2012）、ベストナイン捕手（
2014）

－－まずは、優勝おめでとうございます！
「ありがとうございます。今年は若い選手ものびのび力を発揮して、私たちも好調で、毎試合すごくいい雰囲気でした。今のこの勢いで、女王決定戦も勝っていきたいです」

－－2018年のシーズンはここまでいかがでしたか？
「とにかく楽しく野球ができました。シーズンを通して打撃の調子も良くて、悔いが残ることがほとんどありませんでした」

－－今年は打撃に関して違ったアプローチを？
「シーズン前に打撃フォームを少し変えて、動画を撮って見直しながら練習を繰り返して、しっかり自分のものにできたのが良かったです。指導者の方に感謝です」

－－現在、キャプテンの岩谷選手と打点を争っていますが？
「打点にはこだわっているので、タイトルをとるのが目標です。自分がタイムリーを打っても、岩谷さんもすごいので、なかなか追いつかないですが、残り試合、最後までがんばります！」

－－選手としてのこれからの目標の教えてください。
「もっともっと女子プロ野球のことを知ってもらえるように、プレーを通じて魅力を伝えたいです。たくさんの方に球場に観に来てほしいですね。満員のスタジアムで試合をするのが私たちの目標です」

－－中村選手はソフトボール出身ですが、ソフトボールや野球をしている女子学生の皆さんにメッセージをお願いします。
「私自身は高校でソフトボールをやっていて、卒業後は実業団のソフトポールチームに入ったのですが、体調を崩して退社したんです。その後、女子プロ野球が選手を募集していることを知って、思い切って入団テストを受けました。硬式野球を始めたのはそこからです。野球は女子野球Ｗ杯の日本代表という目標があるし、ソフトボールは東京オリンピックで復活しますし、夢に向かってあきらめないでがんばってほしいです」

－－ありがとうございました！　打点タイトルと年間女王目指してがんばってください。