南郁夫の野球観察日記（155-1）2023年オリックス神戸開催終了！そして…

2023年9月7日（文／南　郁夫、写真／Yasutomo）

9月5日（火）・6日（水）の連戦をもってして、今年のオリックス・バファローズの神戸開催は終了。もちろんチームはこの後、リーグ優勝＆ポストシーズンに邁進していくわけだが（3年連続で！すごい話だ）、グリーンスタジアム（ほっともっと神戸）を本拠地としている私にとっては、気持ちの上では一区切りである。

夜になると涼しく虫の声も聞こえる球場で、ちょっとした寂寥感と満足感に浸りつつ…専属カメラマンの写真で今年最後の神戸の野球を締めくくりたい。

■ゲーム編

結論から言うと、下位に低迷する西武ライオンズにまさかの連敗。今年は神戸で負けなしだったのに。でもまあ、まったく点の入る気配のしないオリッに、少しだけ懐かしい感じもしたり。結果、今年は神戸で5勝2敗ちうわけで、たくさんの観客で熱気にあふれるグリーンスタジアムで、存分に楽しませてもらったわけだ。

9月5日（火）

・神戸最終連戦、よろしうに！

・マウンドでずいぶん余裕が出てきた曽谷龍平くん。5回無失点も初勝利ならず！

・神戸ナイトにふさわしく、西武の5番は栗山巧。あらゆる仕草が、渋い。

・塁に出た森友哉が、チェンジ後に源田壮亮と何やら密談?!

・0-0の均衡を8回に破ったのは、西武のルーキー・蛭間拓哉。打撃がしぶとい！ライオンズ、ええ子が入ったな。

・試合を決めたのがベッケン渡辺健人の2ラン。ツボに入ると恐ろしい、中村or山川のクローン。そしてそのまま西武の完封リレー。

・勝利投手は2番手の田村伊知郎で、2年ぶり通算2勝目。神戸出身でこの球場によくイチローを見に来ていたという彼の笑顔に、ほっこり！神戸ナイトや。

9月6日（水）

・オリッの先発は久しぶりの黒木優太。3回1失点とまずまず踏ん張るが…。

・西武先発は、チームロン毛・今井達也。素晴らしく力投するも、8回に制球を乱しての降板時に、思わずロジンを叩きつけるこの悔しがりよう！完投したかったんやな。

・この日は、外野から源田の「たまらん」ぶりを満喫。

・仲良くベンチに帰るオリッ外野陣。背番号合計167。茶野と池田でワンハンドレッドや！

・花火も今年最後。パターンを覚えた石川亮は、次の花火の位置を予言中。

・バットからの花火は、中村剛也のおかわり2本。すごいわこのお父さん。

・まあ結局、4-3で西武の勝利。神戸最終戦ということで、選手はスタンドにご挨拶。石川亮は個人的にも、ご挨拶。

・ライオンズ応援団の皆様も、お疲れさま。いろいろアレなシーズンでしたが、神戸で良い気分で騒げてよかった。

今回も球団広報様ご好意により、6日の試合前練習風景を撮影取材させていただきました。
神戸ラストゲーム・試合前写真集は、こちら！

	南　郁夫　（野球観察者・ライター）通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」ブログ「三者凡退日記」
	著書「野球観察日記　スタジアムの二階席から」好評発売中！ https://kobe-kspo.com/kspo/sp145/