スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(23)きたぜ、甲子園ボウル!!(3)
2022年12月29日 (文・イラスト/T.ANDOH)
こんにちは
イラストレーターのT.ANDOHです。
甲子園ボウルの話題はまだまだ続きます!
というのも、
冬の甲子園球場に「早稲田のラオウ」が現れたんです!!
その名は早稲田大学4年生DL(ディフェンスライン)
田中琳太郎選手!!
杉本ラオウ選手と同じ背番号99。
そうです。
杉本選手にも引けを取らない・・・
というか、身長は杉本選手よりも6センチ高い196センチ!!
これは、日本人アメフト選手としても群を抜いていて、関西学院大学の同じDLのトゥロターショーン礼選手でも188センチなので、今大会でも屈指のビッグマンと言える選手です。
プレーも期待を裏切らずえげつない!!
フロントで全力で進撃を抑えるディフェンスラインとして、当然身体で押さえにかかるんですが、キックやスローもがっつりブロックするんです。
試合にも大きな影響をもたらしたパスディレクトでは、強烈なハエ叩きのようなブロックも!
スラムダンク赤木もビックリのゴリゴリのブロックと、196センチ130キロの体型にも関わらずの俊敏さを活かした広範囲のディフェンスでした。
攻撃力で競ってきた関東リーグともなれば、ライン戦を中心としたフロントの力比べは重要なポイント。
そこにきて規格外の田中選手の鋭い手が飛んで来ればもう、早稲田にもゲームを支配できる力は十分持ち得ていました。
4年生の田中選手にとって最後の「甲子園ボウル」。
それでも、準優勝の早稲田で唯一の敢闘賞を受賞した田中選手ですが、表彰式を見つめるその視線はずっとフィールドの上で輝く関学選手を見つめていました。
1戦1戦が命を賭けた勝負のアメフトの世界なんです。
全力で戦い、その勝負の末を静かに見つめるその背中は、まさしく「ラオウ」でしたよ。
アメフトへのリスペクト感じる田中琳太郎選手に胸アツでした。
「甲子園ボウル」が学生の頂上決戦なら、1月3日には社会人の頂点を決める「ライスボウル」が開催されます。
ぜひお正月にも、かつて甲子園ボウルで活躍した選手たちが登場する社会人のアメフトを楽しんでいただきたいのですが、田中選手のこのポテンシャルと熱い思い。
甲子園で輝く「関東の雄」の前途をも、見守っていきたいと思います。
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。 プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。 プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。 名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!? |
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