スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(44)オリックスファン、増えたよなぁ~。増えたけど…

2023年6月10日 (イラスト・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。先日のナゴヤドームでの交流戦vs中日ドラゴンズで感じた雑感を今日はお話しします。

土日と満員御礼だったんですよ…!!
中日ドラゴンズも、オリックスに負けず劣らず「お客さんの入らない球場」っていうレッテルがついちゃっている球場です(苦笑)。
京セラドームだって、いつも満員になるような人気チームとは言いきれない。

それでも、やっぱり「チャンピオンチームになったんだなぁ」という感慨がありました。
というのも、
オリックスファン率がかなり高かったんです。
そして、日曜日は先発が宮城投手と高橋宏斗投手という、WBC投手対決という好カードもあったことでしょう。

前々日まではチケットまだ残ってたんですよ。
フタを開けたら満員御礼だったので、関西から衝動的に駆けつけたお客様も多かったのではと思います。

地下鉄の駅からけっこう歩くナゴヤドーム。
ユニフォームを着てドームに向かう群衆の中で、オリックスファンを観察してみました。

いまのオリックス人気を引き上げている山﨑颯一郎投手、中川圭太選手のユニフォームがまぁ多いこと多いこと!
山本由伸投手ももちろん見かけましたが、やはり若いファンの方は63番。
先日京セラドームのグッズショップにも行きましたが、山﨑投手、中川選手のグッズは見事にすっからかんでしたからね。
その反響の大きさはとても感じました。

とはいえ
いろいろと濃い~ファンがいるのもまたオリックス。

以前もコラムを書きましたが、20年前では想像もつかないくらい、お客さんが来なかったオリックス
わざわざオリックスを見に集まってくる人たちですから(自分も含めて…笑)、キャラの濃い~人との新旧融合、そしてユニフォームのバリエーションの数は、その歴史を物語っていました。

かくいう自分も「他とかぶりたくない」のあまのじゃく(?)
阪急のユニフォーム着ている人もちらほら見かけましたが、山森さんのユニフォームを着ているヤツはおらんやろぉ~~。
と、
痛いファンの仲間入りです(笑)。

ところが!
強者はいました…!!

鈴木平(元)投手のビジターユニ姿のお姉ちゃん2人組!!
シブっっ!
てか、
身内!?
あなたたち、鈴木平時代に生まれてる?
くらいの若いねーちゃん2人組。

う~~ん
さすがオリックス。
期待を裏切らずキャラの謎深さを見せつけてきます。

不人気だったからこその自由度の高い球場というロケーションや、選手やスタッフの皆さんとの距離感なんかも楽しいオリックスでもありますが、本音を言えばそりゃ~新しいファンもたくさん来てほしい。
オリックスというチームをもっと知ってほしい。

強いチームのスパイラルが成りたってきたので、もっと正比例してお客さんも増えてほしい気持ちももちろんあります。
若いファンの方にも、根強く応援を続けてほしいですよね。
一方で
関西パ・リーグという独特の世界観で生きる、古き良き時代のおもろいファンも、たぶん戸惑いながらも生きている。
ちゃんと球場に見に来ている。

そんな、良い意味で…
良い意味で!ですよ(笑)
カオスな景色が見られた、そして自分もちゃんとその景色に溶け込んでいた、交流戦の雑感でした。

ファンは増えたけど、その空気感(チームカラー)は変わらない。
そうして歴史は積み重ねられ、変化しながら続いていく。
いちおう伝統球団ですから!

全国の山﨑颯一郎ファンのみんな!
全国の藤原くん(なにわ男子)ファンのみんな!
オリックスを見捨てないで、末長く応援してくれ~!!

 

※イラストの転載・無断使用はご遠慮ください。使用をご希望の場合はK!SPO編集部までご連絡ください。


スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。

プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。

プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。

名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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