スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(69)アメフト見いひん?甲子園ボウルへ行こう!<1>

2023年11月22日 (イラスト・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
関西ラジオDJのレジェンド「ヒロ寺平」さんと、関西屈指のマルチタレント「タージン」さん。
関西人ならお馴染みのこのお二人が「アメフトせえへん?」というキャッチフレーズで関西学生アメリカンフットボールリーグのYouTubeチャンネルに出演されているんです。
アメフトの啓蒙に「アメフト大好きタレント」のお二人が協力をしているんですよね。

先日、関西学院大学ファイターズと立命館大学パンサーズの試合の様子をお届けしたところで…
来月12月17日には学生アメフトの頂点を決める「毎日甲子園ボウル」が開催されます。

僕も「甲子園ボウル」を目指す関学ファイターズの戦いをお送りするとともに、K!SPOのなかで僕は、さらにアメフト啓蒙に「アメフト見いひん?」というフレーズをもって、全力でアメフトファンを増やしたいと思います!

「アメフトせえへん?」

アメフトをやってみよう。
と思い立つ方への背中を押す言葉ですが、どんなスポーツにも、その競技の啓蒙によく「競技者を増やそう」「競技者にトップチームの試合を見に来てもらおう」と呼びかける傾向にあります。
でも、
「競技をやる」と「競技を見る」って、別物なんですよね。

野球や相撲といった日本で主流になっているスポーツって、100年の歴史の中でそのスポーツの凄さ、面白さが生活に身近な存在になっています。
だから、
「大谷選手がすごい!」
と、野球を知らない人でも「すごい」と思える。
それは、その「すごさ」をメディアなどからもしっかりと伝わることができているんですよね。

芸能人や俳優さんの「すごい」と同じ価値を世間に発信できています。
オリンピックで活躍した競技や選手が注目されるのも同じですよね。(冷めるのも早いですけど…)

ブームとはかけ離れたスポーツほど競技者に「試合を見に行こう」と呼びかけても、「競技者」は「見る人」になるのって、違うんですよね。
バスケやラグビーなども、W杯の前まではこんな感じでした。

だから、持論ですが、そもそも「アメフトを見てほしい」!!

競技を志しても、見る方になるにしても、まずはアメフトを見てほしい。野球やバスケも面白いけど、そのなかでアメフトがアメリカで1番のプロスポーツだということは、日本人の試合でも十分に伝わるんです。

アメフトって、難しいスポーツだと思っている方が多いと思うんです。たしかに戦術は複雑ですし、高尚なスポーツです。
しかし!
野球だって、細かいルールはあるけれど「面白い」と思うことができるから、ファンができるんですよね。

「見る専門」という意味では「将棋」もファンが拡大しています。
藤井聡太さんの人気が押し上げていますが、ルールを知らなくても対局を楽しむ要素がしっかりとあるんですよね。

競技の見どころとしては…
選手と選手がぶつかり合う迫力がある!
ボールを持って走る選手のスピードが凄まじい!
フォーメーションが決まっているから、慣れれば戦術がよく分かる。
攻守の交代がしっかりある。
「一発逆転」もあり、ギリギリまで読めないスリルがある。

ちゃんと基礎をわかれば、とても面白いスポーツですし、とにかく抜群な身体能力を持つ選手たちを楽しむことができるスポーツなんです!

日本全国に大学アメフトリーグがありますが、主には関東と関西のリーグが盛んで、さらに各地域の代表チームがトーナメントを行い、勝ち上がってくるのが「甲子園ボウル」。

とりわけ関学ファイターズは甲子園ボウルを連覇している、いま日本で一番強い学生チームです。
そんな関西学院大学ファイターズが先日リーグ優勝をしたと伝えましたが、まだ「甲子園ボウル」が決まったわけじゃないんです。

まさしく学生アメフトの「頂点」を目指す「甲子園ボウル」への道。
今週末には関西リーグの最終戦があり、関学ファイターズは関西大学と戦います。
もし!関大が関学に勝利したら、じつは1敗同士で2チームの「同率優勝」ということにもなります。
同率優勝となると、なんと「抽選」で準決勝に進むチームが決まってしまう。
関学ファイターズとしては「全勝優勝」でシーズンを終えて立ち向かいたい!
なので、まだまだこれからでも「甲子園ボウル」には間に合います!

ちなみに、昨年2022年の甲子園ボウルは、リポートはこちら

このコラムでどれだけの方の心が動くかは分からないけど、興味持ってもらえたらぜひチェックしてほしい。
「アメフト、見いひん?」

学生アメフトの頂点を目指す「第78回毎日甲子園ボウル」12月17日(日)に甲子園球場で開催です!!
詳しくはこちら
https://www.koshienbowl.jp/2023/

 

※イラストの転載・無断使用はご遠慮ください。使用をご希望の場合はK!SPO編集部までご連絡ください。


スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。

プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。

プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。

名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

Twitter でK!SPOをフォローしよう!