スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(65)中嶋チルドレンに大型ライバル投入!ドラフト2023
2023年10月27日 (イラスト、文/T.ANDOH)
こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
日本シリーズ前の風物詩となったのが、そうです!ドラフト会議ですね~!!
11月26日に開催された2023年のプロ野球ドラフト会議。
早速ですけど、オリックスの指名選手を取り上げてみましょう。
支配下
1位:横山聖哉 内野手(上田西高校)
2位:河内康介 投手(聖カタリナ高校)
3位:東松快征 投手(享栄高校)
4位:堀 柊那 捕手(報徳学園高校)
5位:髙島泰都 投手(王子)
6位:古田島 成龍 投手(日本通運)
7位:権田 琉成 投手(TDK)
育成
1位:寿賀 弘都 投手(英明高校)
2位:大江 海透 投手(北九州下関フェニックス)
3位:宮國 凌空 投手(東邦高校)
4位:芦田 丈飛 投手(埼玉武蔵ヒートベアーズ)
5位:河野 聡太 内野手(愛媛マンダリンパイレーツ)
上位に高校生が並びましたね~。
いま、どこのポジションにも余裕のあるオリックスですが、これは将来をにらんだ育成の構えには間違いないですね。
そして下位でしっかりと実績のある社会人で固める…
中嶋オリックスの常套手段となりつつありますなぁ。
上田西高校の横山選手。
高校通算30ホームランという大型内野手の指名ですね。
守備も上手、ピッチャーもやるという強肩。
そして左のスラッガーですよ。
強肩を買われて外野でも出場するかもしれないし、なによりパワーがありそうな選手です。
身体がっちり、首も太い印象の選手です。吉田正尚選手のようなスラッガーを期待しての指名でしょうか。
しかし、当然ですが本人も競争であり、先輩たちもうかうかしてられない大型ライバルとなる可能性がある選手が入ってくることになります。
紅林選手の座るショートが定位置の選手ですが、太田選手をはじめとした内野手にとっては大きな影響を、良い意味でもたらしてほしいですね。
あとは、ドラフト4位の堀柊那捕手。
地元、報徳学園で今年の甲子園では強肩を余すとこなく見せつけてくれた選手です!
若月捕手に次ぐ捕手は森選手、頓宮選手といますが、捕手専念の選手としては要の補強かと思います。将来が楽しみな選手ですね。
当日の指名会見で見せた「天然な大物感」もいい感じです!好きやわ~。
高校生の育成と、社会人の即戦力。
とりわけ都市対抗出場経験もあるピッチャーを相次いで獲得できた分、来季すぐにでも登場する可能性は高く、一方で今年の茶野選手のように、育成から一気に上がる可能性も含んだ独立出身の選手が名を連ねているところ、無駄のないドラフト獲得ができたのではないでしょうか。
長い目でも楽しめるオリックス。
個人的にはそんな選手たちを見つけ出してきたスカウトの方々の目と戦略も頼もしいです。
名前の打ち込みと獲得の判断を仰ぐ、牧田勝吾編成副部長と山口和男編成グループ長。
ともに2000年代にサーパス神戸でプレーをしていた「不遇の時代」からの生え抜きスタッフ。
そんなスカウトの面々が、いまのオリックスを底辺から作り上げていったことにも感慨です。
ついでに言うと、同じ時代にサーパスでともにした高見沢孝史さんの息子さんの高見沢郁魁という選手が横浜DeNAの育成で指名されるという驚きもあり…時代の移り変わりを感じました…。
さて、良いドラフトとなったと思いながら、週末からはいよいよ日本シリーズ関西ダービー。決戦です!!
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。 プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。 プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。 名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!? |
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