南 郁夫の野球観察日記(160)そしていよいよ、阪神なんば線シリーズへ

2023年10月22日 (文/南 郁夫、写真/Yasutomo)

うわっ。いよいよ本当にオリックスと阪神の日本シリーズになってしまった。25年ぶりにリーグ優勝した3年前から何が起こっても驚かなくなってしまった私だが、まさか阪神タイガースと日本シリーズを戦うことになるとわ。「デフォルト設定:阪神ファン」の関西人に囲まれている身としては、「は?オリックス好きなんや。へえ」ですんでいたのに、今年はえらい騒がしい。

この組み合わせが阪急時代から一度もなかったことが驚きだが、それで昭和世代が思い出すのは…ある短編小説なのである。
かんべむさし「決戦・日本シリーズ」。1974年に発表されたこの短編小説では「あり得ない」SFジャンルの話として阪急・阪神の日本シリーズが描かれており(内紛ばかりの当時の阪神に優勝があり得ないというアイロニー)、優勝した方の電鉄会社が相手の路線に乗り込んで優勝パレードを行うという荒唐無稽な怪作。

優勝パレードにはこれくらいの「ひねり」がほしい、とお金が集まらないとかつまらんこと言ってる今年の政治パレード話と比べてしまう。そもそもパレード、いる?

とにかく、この両チームによる日本シリーズなんて、SFレベルの話なんだよという話である。ちなみに小説の方は阪急・阪神沿線のカルチャー描き分けが主眼で、両者が乗り入れている「今津駅」で紛争が起こるとか地元民にとっては爆笑の内容なので、興味ある方はどこかで見つけて、ぜひご一読を。

オリッファンと阪神ファンにはそういうカルチャーの違いはなくて、ただの「多数派vs少数派」。ご存知のように私は「絶対勝つぞ」スタンスで野球は見ない低体温だが、パ・リーグは愛しているし「阪急沿線の住民」だし、ちょっとこの対戦は密かに燃えるものがある。相手が勝って「シーン」となる甲子園って面白いしなあ。でも地元という意味では阪神(西宮)やし、いまやオリッは大阪の球団やし状況はややこしい、ていうかこれ、関西以外の人マジで興味ないやろな。

まあとにかく、屋根なし球場原理主義者として甲子園球場は大好きなので、9割9分の阪神ファンに混じって(家から一番近い)甲子園でオリッを応援する所存。自力でチケットを取る根気はないが、私には有能な秘書がいるので潜り込めそうだ。と言っても、阪神ファンに囲まれてオリッ応援をすることになりそうなので、もし私の消息が途絶えたら…道頓堀の川底を探してほしい。

さて。今回はCSファイナル最後の2試合を現地取材した専属カメラマンの写真集をお楽しみください。

日シリ進出決定の瞬間!珍しくハジける平野、ほっとした表情の若月

シャンペンクラッカーを掲げるのは…なぜか選手会副会長・阿部

MVP表彰を受けるのは…なぜか石川亮

本当は、シリーズ男のこの人だったのだが…

なんとか修理して間に合わないものか…

そういえば、石川亮が振り回す手の直撃も受けたし

オリッを選んで正解。初めての日本シリーズ、この男が燃えまっせえ

無敵ぶり増量中。クールな中川が、シリーズを席巻する

親指負傷もなんのその「彼、めっちゃ気強いです(吉田正尚・談)」

おかえり!頓宮。一振りだけなの?守れるの?守れないの?

ボールほしいんか?取ってみ。紅林の存在は不可欠だが…?

宮城くんの投球はすごかった。江夏みたい

神戸の子・東の立身出世は止まらない

その夢、優勝してかなえよう

頼りになるブルペン、山岡は最終戦で調子を取り戻した模様

虎退治や!(阪神風見出し)。頼りになるブルペン、今の宇田川の勢いはすごい。

頼りになるブルペン、気合の阿部は今日もいく

頼りになるブルペン、颯一郎さま

頼りになるブルペン、小木田世代の代表

勝てばええんです、生けるレジェンド・平野佳

やはり存在感が違う。日シリもベンチ入りプリーズ、Tー岡田

ロッテ応援団の皆様、今年も一年間お疲れ様でした

グラブの先に来シーズンを見据えて…西村投手

また共にパ・リーグを盛り上げましょうぞ

 

 

南 郁夫 (野球観察者・ライター)
通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」ブログ「三者凡退日記」
著書「野球観察日記 スタジアムの二階席から」好評発売中!
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