スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(18)最強の野球専門学校「関メディベースボール学院」~2~

2022年12月5日 (文・イラスト/T.ANDOH

こんにちは

イラストレーターのT.ANDOHです。

兵庫県にある日本屈指の野球専門学校「関メディベースボール学院」。

元・近鉄バファローズ→オリックス・バファローズでプレーをした井戸伸年さんが運営しているこの専門学校がスゴい!

というお話を前回いたしました

今回は、その学校のスゴさに迫る!

中学生硬式野球のヤングリーグに参加する中学生チームの試合にお邪魔してきました。

試合会場に行ってみれば、試合前にアップをする関メディチーム。

ふつうのアップと言えば、まぁ選手一列になってランニングとか、ストレッチとか、そんなものだと思っていました。

ところが、聞かされた集合時間がまず試合開始1時間半前。

「早いなぁ」と思いながらお邪魔してみれば、がっつり練習する姿。

しかもラダートレーニングといった基礎トレを、音楽のリズムに乗ってガンガンこなしている。

さらに興味深かったのは

関メディ選手たちの着ているウエアが、ユニフォームじゃない!

チームウエアのTシャツと短パンでトレーニングをしており、「試合前」と「試合」と、取り組むメリハリをウエアを切り替えることで、モチベーション維持そして集中力を高めていける「ルーティン」として構築しているんですね。

このルーティンの考え方、オンオフの切り替え方は、まるでプロ野球のルーティンです。

それが証拠に、選手も本当にリラックスしながらトレーニングに取り組んでいる。

とにかく選手が明るいんです。

怒られて萎縮するような環境は持っていません。

それでも、守るべきこと、挨拶することなどはしっかりと意識づけられています。

上から押し付けるだけが教育じゃない。

選手の自主意識を持たせることで、選手が自らどうしていくべきかを考えさせるメニューができているんですね。

選手がしっかりと教えを理解して行動していることは、着替えタイムが過ぎた後の選手たちの荷物の並べ方にちゃんと出ています。

ビシーっ

と整列して並べられた荷物。

もちろん他のチームよりトレーニングなどに使用する器具など、荷物も多いんですが、それもしっかりと選手が扱っています。

親御さんがお手伝いする場面も一切ない!!

関メディが、いち野球選手として、いち社会人としての人格形成に取り組んでいる様子がうかがえます。

そして、

何度も言いますが、井戸さんはじめコーチの方々も決して怖い雰囲気は出してません。

「オモロくなかったらウチの選手はできませんよ(笑)」

違う緊張感もあるかもしれませんが(笑)、バカ正直に野球漬けにするのではなく、ユーモアと緊張感がちゃんと両立したチームを構築されていることは、強さの秘密であり、実績にもつながる成長と教育にもつながっていると思います。

おっと

まだまだ納まらないぞ関メディ特集!

次回!

試合の様子と井戸さんの取り組みについてさらにご紹介をいたします。

最後に、

井戸さんの次なる挑戦が「舞洲に1万人のお客さんを集める」プロジェクト。

来年の3月4日(日)、舞洲の大阪信用金庫スタジアムに1万人の観客を集めて関メディの野球を見てもらう!

そんな企画も進んでおります!!

関メディを見てみたい!

そう思っていただいた皆さま、野球をしているお子さんをお持ちのお父さんお母さん。

ぜひ関メディの試合を見られる貴重な機会ですので、ぜひこれを機にお出かけください。

 

※イラストの転載・無断使用はご遠慮ください。使用をご希望の場合はK!SPO編集部までご連絡ください。


スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。

プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。

オリックス・バファローズには伏見寅威選手、中川圭太選手にロゴデザイン、イラスト提供中。

名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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