南 郁夫の野球観察日記(228)火曜日はナイターの日

2026年4月9日 (文/南 郁夫、写真/Yasutomo)

通信簿に「協調性がない」と書かれた私にとって、混んでいるとわかっている場所に行くのは、難行苦行。お花見なんて、もちろん不参加組。野球の試合も週末より平日、できれば世間が「すん」と平常運転し始めた週明けの試合がスキ!というわけで、行ってきました火曜日の京セラナイター(4月7日)。

ちょうどいい人口密度、ちょうどいい対戦相手=ロッテ。うーん、これだよこれ。先週末、大盛り上がりのエスコンで「ごく普通に」3連敗したオリックスにとって、この日はわりと大事な試合。ずるっといくのか?切り替えれるのか?まあどっちゃでもいいけど(よくない?)、そこらを地味に観察するには最高の雰囲気だ。外は季節外れに寒いけど、京セラ内は快適だし(この日の甲子園はシベリアだったろう)。

なぜか「火曜日はトレカの日」らしく、入場時にこんなのもらえたが。

か、監督の?うれしいデスカ?う、うれしいとも!マモさんの「きらきら」トレカだもんっ。しかし試合の方は序盤「きらきら」とはいかず、中盤まで両チーム仲良く平和に「押し出しによる1点のみ」ちう、実に春眠を誘うちょうどいい貧打戦で。それなりにまどろんでいたら…。

終盤、廣岡が「周東なの?」ちうセンター守備連発でピンチを救い、ようやく目覚めるオリッ。これや!ほしかったんはこの守備や!そこから打線が点火し、宗の力強いタイムリー、西川龍馬の「あらよ!」の職人ホームランで、ついに試合はきらきら展開に。

懸念の7回を「驚異の防御率」のペルドモがなんとかかんとか抑えると(勝ち投手に!笑)。

8回「度肝を抜く」椋木の三者連続三振ですっかり目が覚めた私は、9回には「恐怖レベル:2」(走者2人ってことね)のマチャドシアターを楽しみ、オリッの立派な勝利を見届けたのである。勝ちパターンは、健在だった。3連敗を引きずらない、見事な勝利。で。椋木はなぜ色のミスマッチの「レッド」ソックスなのだろう?マサタカにもらったのか?

宗の(ようやく)オトナ応対のヒーローインタビューの後、帰ろうとすると、そのあと「グラウンド開放」があるというではないか!それまで場内にそういう案内は一切なかったので、知らずに帰った方も多いのではなかろうか?(混乱避けるため?)

「バファローズてなんなん?」イベントの一環とか。「バファローズてなんなんってなんなん?」とつぶやきながら待っていると、ハンドスピーカー持った新入社員っぽいスーツ青年がピリピリして「(希望者を)ここより前に座らせて!」とバイトに大声で叫んでるのが、笑えた。お客さん、一緒に聞いてるんやけど。

スタッフが危惧するほどファンは残っておらず(ド平日だもん)、混乱もなくスムーズにグラウンドへ。神戸ではしょっちゅう開放やってるので、万年二軍選手より多く一軍グラウンドに立っている私だが、京セラは取材以外では初めてかも。

で。グラウンド開放って思ったよりあんまりやることないんだけれども(走ったりボール投げたりは禁止だし)、皆さん思い思いに「選手目線」を楽しんでおられて、やはりいいイベントだと思う。

ベンチ内の電話でコーチのふりして遊ぶとか(「試合長なりそうやから店に行くん遅れるわー」)、ベンチ裏から内部に入り込むとか(内部構造把握済み)、私が思いつくようなことをする不届き者は一人もおらず(もちろん私もやっておりません!)、野球ファンはマナーがよくて素晴らしい。

こういうイベントのおかげもあって、帰りの混雑もなし。火曜に限らず、ド平日ナイターは快適なので、皆さんもぜひっ!というお話でした。

まだまだ開幕直後。一喜一憂せず、のんびり観察していきましょうね。

 

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南 郁夫 (野球観察者・ライター)
通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」ブログ「三者凡退日記」

 

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