スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(45)関学ファイターズ春の交流戦、立教大学ラッシャーズ戦レポート!

2023年6月12日 (文/T.ANDOH、写真/Azusa Suzuki

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
今回はまたアメフトの兄ちゃんになります(笑)。
プロ野球セ・パ交流戦の裏で、われらが神戸の王子スタジアムでは学生アメフト東西の交流戦、関学ファイターズが立教大学ラッシャーズを迎えた一戦が行われました!

序盤からがっぷり四つな展開でした。
両チームともにディフェンスラインがとってもタフなので、じりじりとした展開です。

パスを投げれば見事なブロックにあったり、ランでもなかなかディフェンスラインを切り抜けるのに苦戦したりします。

印象的な画像です。
リターナーも努めた立教大DBの猪俣選手(背番号6)。
168cmの身体で走るし、大きな相手にも真っ向から全力で止める!
身体能力が身体の大きさだけではない。
フィジカルのタフさと勇気が問われるアメフトの世界の醍醐味を感じるシーンでした。

今回はディフェンスに注目をしようと思っていたので、ある意味いろんなプレーが見られたのですが、堅いディフェンス戦に関学も抜き出ることが難しく、第2Qにゲインを重ねた結果、かろうじてフィールドゴールで3点を挙げ、リードをして前半は終了。

選手としてもフラストレーションがあるだろう重いめのゲーム展開です。

後半に入ると、積極的な攻撃が少しずつ身を結んでいきます!
QB星野選手のパスプレーが少しずつ実り出してきて、3Qにはタッチダウンにつながるロングパスがつながりました!

星野選手のロングパスを4回生WR(ワイドレシーバー)鈴木崇与選手(背番号4)がダイレクトキャッチしてタッチダウン!!
星野選手はパスプレーが得意なので、厳しい相手マークから逃げ回る展開も見られましたが、レシーバー陣にもチャンスを掴むべくの動きが見えてきます。

そして4Qには、1回生WRの小段天響選手(背番号18)にパスが通り、タッチダウン!

その前にフィールドゴールも成功しており、結果としては20対0で関学ファイターズの勝利となりした!

「自分の出番と思った時にしっかりと動くことができてよかったですけど、2つのタッチダウンで20点しか取れなかったところは課題と思っています」
とは、試合後の小段選手のお話。

今日は序盤からの堅いディフェンスとプレッシャーが両チームとも苦しめられたゲームでした。
それでも勝ち切れる関学ファイターズはすごいと思うんですが、春の対外試合でケガや疲れもでてきている連戦だと思います。
秋からのレギュラーシーズン開幕に向けて、チーム編成と選手個々のテーマ作りに影響する大事な季節です。

いろんなプレーに挑戦できる時期だとも思うのですが、実践で結果を上げるために選手は大変ななかでプレーをしているということを、間際で見せてもらえて実感した交流戦の締めくくりとなりました。

この後はいよいよ秋のレギュラーシーズンが始まり、12月の甲子園ボウルに向けた戦いとなりますので、今後もアメフトの魅力や、とっつきにくいと思われているルールのこと、そして注目選手についてご紹介していきたいと思っています。

 

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スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。

プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。

プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。

名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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