南 郁夫の野球観察日記(70) 2019オリックス、今シーズンもお疲れ様でした~
2019年9月25日(文/南 郁夫、写真/Yasutomo)
今年も「ほっともっと」には毎試合通ったのだが、なぜか神戸で連敗続き。誰もやってない「ラリーキャップ」がもの悲しい… 試合展開。しかも観客席が崩壊(いつもの私の指定席の真後ろが!)するちう、パッとしない神戸のオリックス昨今事情。チーム成績も「一進二退」が続いていて、例年のように新しい力が「ぴょこっ」と顔を出しては、なぜか次の日のスタメンに名前はなく… の繰り返し。
それでも。可能性はあると信じたい! 人材はいるのだ。「ほんの」10連勝でもすれば、まだまだクライマックスは狙えるしな。ここからはもうできるだけ若い力を信じて経験積ませてみたらどうだろか、と毎年言ってる気がする。
とかなんとか言っているうちに、なぜか大型連敗をして、「うちのエース」だった投手に白星を献上し続け、あっさり順位が確定。パ・リーグ、同日に全ての順位が決まるという珍事。
こうなったら気になるのは防御率と首位打者のタイトルだけで、今シーズンも幕を閉じようとしている。早っ。
#超攻撃型 2019年のシーズンを振り返りつつ、専属カメラマンによる「2019オリックスお疲れ様でした」写真集。
■#43 山本
すっかりオリッというかNPBの看板投手。防御率1点台は圧倒的。末恐ろしい「面構え」である。
■#34 吉田
前後に強打者がいない現状で黙々と。今年の成績は、立派の一言。黄色いバーベル応援は秀逸。
■#13 山岡
エグい変化球が冴え渡る!ニヤッと片方の口を吊り上げて、今年は貪欲に勝ち星を積み上げる所存。
■#4 福田
すっかりリーダーというか、中間管理職の風格。(いつ見ても).250台の打率からも脱却間近。
■#32 ディクソン
苦肉の策?の配置転換が大成功。オープナーにも向いてそう。毎日ディクソンの笑顔が見たい。
■#67 中川
なんとかしてくれそーな雰囲気は、チーム随一。ルーキーながら結果を出す男。毎試合スタメンで見たい。
■#47 海田
どうした?といえば失礼か。いまんとこセットアッパーのMVP。とにかく打たれる気がしない。
■#93 佐野
初ホームランを目撃。気になる新時代のスピードスター。いつも恥ずかしそう~な表情が良い。
■#30 K-鈴木
しなやかなフォームで成長途上。ローテを守り通して、次のステージへ上がってほしい。
まだまだ、素晴しい選手はたくさんいるのだ。もっと勝てそうな気がするのだが???
■#3 安達
満身創痍で戦う姿に感動。オリッにはやっばりこの人が必要!
■#8 後藤
誰も後藤とは呼んでくれないが、なんとなく表情が落ち着いてきた? もう一息!
■#35 比嘉
いざというときの安心感! 年齢を考えれば素晴らしい闘争心を維持しているヒガちゃん。
■#1 モヤ
ずんぐりむっくり野手&チビッコ野手が多い中、モヤの身長のアンバランスにもやもやする。
■29 田嶋
スケールの大きな左腕は大好きだ。慎重に慎重に… 完全復調してくれるのを願うのみ。
■#20 近藤
空振りを取るストレートは見ていて気持ちいい。てか、ストレートしか見たことない。
■#57 山田
山田くんも、もう10年目なのね。貴重な左のリリーフ、頼むで、ノブ。
■#37 若月
選手会長としてがんばった! 好守にさらなる活躍を!
■#38 小島
結局毎年、いつでもこの人が若手の代わりを務めてしまう。「ちょうどいい」選手の代表格。
まだまだ、素晴しい選手はたくさんいるのだ。若手が育って、来年あたり歓喜の時がやってくるに違いない。
…って、毎年言ってる?
<過去コラム一挙掲載!>
オリックス、元メジャーリーガー、女子野球…ベースボール遊民・南郁夫の野球コラム集。
南 郁夫 (野球観察者・ライター) 通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」
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