南 郁夫の野球観察日記(151-1)神戸に野球が戻ってきた!オリッ夏祭り 1日目
2023年7月24日 (文/南 郁夫、写真/Yasutomo)
2階席の「尾っぽ」の部分まで「あんこ」ならぬ人がぎゅうぎゅうに詰まって、連日の超満員。駅も駐車場も売店も通路もトイレも野球ファンで大混乱の夏休み週末7月22日(土)、23日(日)の神戸総合運動公園は、マジで熱かった。往年の賑わいを完全に取り戻したグリーンスタジアム神戸で、日本ハム相手にオリックスが連日、私の大好物の打ち合い戦を制してみせたのである。堂々のオリッの強さに球場はもう、大騒ぎ。珍しく満員になったら必ず負けていた、あの頃のオリッではないのだ。
それにしても。なんだなんだ!この盛り上がりは。コロナ禍やそれ以前の低迷期の神戸の様子からしたら、ウソのよう。V2で昨年は日本一で、チームの人気はうなぎ登り。うなぎ食べたい。やっぱりみんな、強いチームが好きなのね。女性と子どもがわんさか戻ってきたグリーンスタジアムを眺めていると、BWが強かった頃(ほんの2、3年間だが)を思い出す…。神戸に熱い野球が戻ってきた!そんな感覚なのである。
とにかく。いまや連日超満員になるほどのファンが、ここ神戸に存在するのだ。しかも今年は神戸では負け知らずでサヨナラホームラン2本!なのに!どこを切り取っても美しいこの球場での今年の公式戦は、あと9月に2試合のみだなんて、マジもったいない!シーズン後には(ついに)改装計画もあるというこの日本一の球場(女性の皆さん、朗報です!たぶんトイレが「まし」になります、知らんけど)の再活用を、強く望んだ週末でも、あった。
風も吹く、土の部分がイレギュラーしがち、外野のフェンスが低い、そんな球場だ。でも球場ってそんなもんだろう。ぜひ来年はせめて12試合…お願いいたします。
まずは1日間の様子を、おなじみ専属カメラマンのフォト集で、どぞー。
▪️7月22日(土)
この日は3塁側内野席の端っこで観戦…内野?ほぼ外野席やん
先発の伊藤大海、煙を上げてブルペンで最後のチェック
「お嬢ちゃん、ほんまに書いてええのん?」
「僕のファンなん?ほんまかいな」
ハムに4点先制されるも、2回裏まずはセデーニョの一発!
続いて野口智哉、鮮烈の2ラン!今季1号おめでとう
「今日はようけ花火が上がるなあ」
「僕らも花火上げんとなあ」
山岡そっくりの謎の投手・清田が中盤を抑えれば
8回、神戸に強い絶好調・紅林弘太郎が同点タイムリー
平野佳寿が「劇場なし」で9回を0に抑えると…
若月健矢がサヨナラホームラン!歓喜のエンディング
スコアは、こう
南 郁夫 (野球観察者・ライター) 通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」ブログ「三者凡退日記」 |
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