ナミコのおでかけ日和(14)神戸っ子でよかった!「市立」牧場で六甲山の自然と触れ合ってきた。神戸市立六甲山牧場
2025年11月19日(文・写真/ナミコ)

こんにちは、ナミコです。
今回は紅葉が美しい秋の六甲山へ遊びに行ってきました。
当日は雲一つない快晴。寒さ対策のすべてが無駄になり、帽子とサングラスを持って行かなかったことを後悔するほどの暖かさでした。
絶好の行楽日和に案の定ケーブルカーは超満員!山上バスも臨時便が出るほどの人出でした。
そんな六甲山の目的地は、こちら。

神戸市立六甲山牧場です。
神戸っ子なら1度は訪れたことがあるのではないでしょうか?
たくさんの動物たちと「ゼロ距離」で触れ合える六甲山牧場。こんな贅沢な施設が「市立」であること、大人もたった600円で楽しめる(子どもはのびのびパスポートで無料!)神戸の立地に改めて感謝です。
激レアイベント!流鏑馬(やぶさめ)
今日のお目当てイベントがこちら!

不定期で開催されている流鏑馬(やぶさめ)。
近畿なら京都、下鴨神社での開催が有名ですが、まさか神戸でも見られるなんて!

流鏑馬と言えば長い直線を馬で駆け抜け、いくつもの矢を射るイメージですが、ここ六甲山牧場では乗馬用の馬場での開催です。
カーブも多く、助走距離が短い馬場。カーブにも的が用意され、見るからに難易度が高そうです。果たして成功するのでしょうか。
早めに会場に到着し、無事見やすい場所をゲット。開始を待ちます。
時間になると、カポカポと蹄の音を鳴らしながら本日の主役である馬と射手が入場してきました。伝統的な装束に身を包んだその姿に、子どもたちも釘付け。騒がしかった会場も静まり返り、道を譲ります。
まずは司会の方から流鏑馬についての説明がありました。
射手は牧場に長く勤務されている方で、最近は神奈川県まで流鏑馬の研修に通って技術を磨かれているそうです。
まずは矢を持たずに、下見から。最初は並足、そして速足、駆足と徐々にスピードアップしていきます。

その後、射手が弓に矢をつがえ、いよいよ矢を放ちます。

やはり距離が短いためか、連続で2つの的を射抜くのは難しそう。
諦めずに挑戦する姿に、子どもたちから「がんばれー!」の声がかかります。

数度目のチャレンジで見事連続的中!拍手が沸き起こりました!

貴重な体験に大人も子どもも夢中になった流鏑馬。
ところで流鏑馬が六甲山牧場で流鏑馬が行われることになったのか?
その経緯については、公式サイトで紹介されています。スタッフさんの流鏑馬にかける熱い思いもぜひご覧ください。
大バズり中、シープレースもアツい!

続いて向かったのは、大人気のシープレース会場。すでに六甲山牧場の名物とも言えるシープレースはその名の通り、羊たちの短距離走。モフモフの羊たちが押し合いへし合いゴールまで走る姿がかわいらしく、大人も子どもも笑顔になれるイベントです。

シープレースへの参加は無料。レース5分前までに会場で配布される馬券ならぬ「羊券」を受け取り、6頭立てレースの1着2着を予想します。

今回の出走羊はこの6頭。
馬連ならぬ「羊連」を見事的中させると、豪華な賞品がもらえます。常連さんも多いのか、スタートまで30分以上あるにもかかわらず、会場周辺はすでに観客でいっぱい。

予想を終えたら1着予想の羊の「推し旗」を受け取り、レース開始までスタンバイ。
レース中はこの旗を振って「推し羊」を応援します。筆者は見るからに速そうな名前のハヤブサ号を応援することにしました。

中には早々に品切れになる推し旗もあり、人気のほどがわかります。

いよいよレース開始時刻。競馬場ならぬ競羊馬にファンファーレが流れ、スターターが台に乗ります。旗の合図とともにレースがスタート。
スタートで詰まることもなく、無事スタートダッシュを決めた羊たち。急こう配の斜面をものともせず、モフモフと駆けていきます。
その姿はただただ可愛い!!!思わず応援を忘れてしまいそうになります。

柵の周囲では推し旗を振って応援する人たちの歓声が響きます。
ゴール前では「いけ!差せ!」という本気の声も。

あっという間にゴール。
残念ながら筆者が推したハヤブサ号は5着と惨敗。「パドックも見ないとわからんな」と負け惜しみを言いながら会場を後にします。
手作り体験や動物たちとの触れ合いも
六甲山牧場には他にも動物との触れ合いやクラフト体験(別途有料)など、一日楽しめるイベントがいっぱい。
自然の中で過ごす時間はあっという間です。
動物たちを見ながら場内を回るだけでも坂を登り、階段を降り、とかなりの運動量。
汚れてもいい服装で、歩きやすい靴で行くのがおススメです。


デジタルデトックスに、日ごろの運動不足解消に、動物たちに会いに行ってみませんか?
今回ご紹介したのは…
神戸市立六甲山牧場
住所:神戸市灘区六甲山町中一里山1-1
営業時間:9:00~17:00 (最終入場16:30)
定休日:火曜日(祝日は営業 7月21日~8月31日は無休)※年末年始・冬季休業あり
アクセス詳細やイベント開催日などの最新情報は公式サイトからご確認ください
ナミコ
セは阪神、パは阪急を応援しながら阪神間で生まれ育った昭和生まれのママライター。
幼少期の憧れの人は福本豊。阪急ブレーブスを知る最後の世代として、西宮ガーデンズに行くたびギャラリーとメモリアルスポットを巡礼しては熱く語るためママ友たちにウザがられている。趣味は野球観戦と鉄道旅行。
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