ナミコのおでかけ日和(5)摩耶埠頭の癒し空間で、乳製品について学ぶ、森永乳業 神戸工場見学

2024年11月14日(文・写真/ナミコ

こんにちは、ナミコです。今回は、森永乳業 神戸工場を見学してきました!

天然芝と牛

阪神の西灘駅から南へ。今回ご紹介する森永乳業の工場見学施設「モリナガスマイルファクトリー神戸工場」は、倉庫が並ぶ摩耶埠頭の中にあります。公式サイトでは広々とした敷地に本物そっくりな乳牛のオブジェ写真が紹介されています。どこにこの牛たちがいるのか、ずっと気になっていたので、見学に行くことにしました。工場見学の開催は平日のみにもかかわらず、個人の予約も早々に満員になる日もあるぐらいの人気です。私が見学した当日も何組かのグループが予約されていました。希望する日程が決まったら、早めの予約がおススメです。

 

Mのロゴを目印にウォーキング

今回はやっと訪れた秋を楽しもうと、阪神西灘駅から徒歩で向かいます。
当日の天気は快晴でウォーキングには最高!
国道2号線の岩屋交差点を越えると、摩耶埠頭に向かうトラックやトレーラーが行き交います。道幅の広い交差点では、すべての方向を網羅する巨大な歩道橋が設置されているので、歩行者も信号も待たず、スイスイ歩けます。

歩道橋の上から、海側を見ると、早くも前方には森永乳業のMのロゴが見えてきました。ロゴを目印に10分ほど歩くと、神戸工場の正門に到着。約20分の道のりでしたが、楽しく歩けました。
門の左手にさっそく見えるのは、広々とした芝生の庭に牛のオブジェ。有名人に会えたようでちょっと嬉しくなります。
玄関ロビーにはフォトスポットが設置されていて、今なら2025大阪万博キャラクターのミャクミャクとコラボした記念写真も撮れますよ。

 

なじみのある製品がいっぱいの神戸工場

2006年5月に操業を開始した神戸工場。大人の足でも1周するのに20分はかかるという広大な敷地では、紙パック飲料、4個パックのヨーグルト、カップ飲料、流動食が作られているそう。どれも馴染みのある製品で、見学が楽しみです。

まずはホールで工場の概要を映像で勉強した後、「M’s(エムズ)ファーム」という展示ルームへ移動
牧場を模したこちらのお部屋では、主力製品に共通する原材料である乳の魅力や、乳牛、牧場について勉強します。日ごろあまり目にしない牛の餌や牛の生育環境など、模型やパネルを使ってわかりやすく展示。時期によっては遠く北海道からも生乳が届くとあって、摩耶埠頭に工場がある理由にも納得です。
ここでは実物大のホルスタインの模型がお出迎え。撫でるとリアルな鳴き声を上げてくれます。「カワイイ♡」とフォトスポットとしても大人気でした。

次はお家の中みたいな「M’s(エムズ)ルーム」へ。部屋のあちこちに、なじみのある商品が並んでいます。

 

中でも人気だったのは製品ラベルを年代順に並べ替えるクイズ。なかなかの難易度で、何度も挑戦されている方も。私はまさかの一発クリアで、ガイドさんに拍手していただきました!みなさんもぜひ挑戦してみてくださいね。

商品開発の裏話や森永乳業の歴史など、知らなかった情報もいっぱい。じっくり見学しているとあっという間に自由時間が終了しました。

 

本物のエアシャワーを体験!

2つのお部屋で知識を増やしたら、いよいよ実際のライン見学に出発。M’sルームの端には、工場には欠かせない装置であるエアシャワー(からだについたゴミやほこりを取り除くための装置)が設置されていて、希望者は実際の風圧を体験することができます。きっと子どもたちなら大興奮の体験(笑)。
その後は直線120メートルの通路を歩きながら、眼下でさまざまな製品が作られていく様子を見学します。

私が見学した日は介護用の流動食、コーヒー飲料や紙パックの紅茶、4個パックのヨーグルトが作られていました。目の前で高速充填、箱詰めされ、背後の冷蔵庫に吸い込まれていく様子は圧巻。見慣れた製品も改めて説明を聞きながら見学すると、どれもユーザーのことを考え、細かい点にも工夫が施されていて、発見がたくさんありました。

見学ルートの各セクションには、それぞれの製品をかたどった見学者用のしおりが用意されています。裏面には製品を使ったオススメのレシピや豆知識など、誰かに話したくなる情報が満載。ぜひゲットしてください。

すべてのラインを見学したら、ホールに戻って、お待ちかねの試食タイム。今回は期間限定のビヒダスヨーグルト「はちみつレモン風味」をいただきました。
私はそもそもこの風味を見るのも食べるのも初めての体験!ヨーグルトの酸味とはちみつの甘味は相性がいいの?と失礼ながらちょっと疑いながら食べてみましたが、いい意味で期待を裏切られる絶妙のバランスで、とってもまろやか。はちみつも甘すぎず、ほんのりレモンの爽やかさでしつこくありません。日ごろヨーグルトだけを集中して食べる機会はなかなかないので、じっくり味わっておいしくいただきました。

 

芝生の庭で写真撮影タイム

試食後は、ガイドさんの「お庭でも写真撮影してくださいね」とのお声掛けで、待ってましたと庭に向かう参加者たち。美しく整えられた芝生を歩き、かわいい牛たちにごあいさつ。しばらくはここが工場であることを忘れ、ゆったりとした時間を過ごせます。
すぐ横を通るハーバーハイウェイの高架と牛、海と牛、などというなかなか面白い写真も撮れるので、ぜひマイベストアングルを探してみてくださいね。
芝生の庭で写真を撮るなら足元はヒール以外の靴がオススメです。

帰りは、ロードサイドに点在している「大盛りメニューが当たり前!」のお手頃食事スポットやファミレスで一休みもオススメ。
カワイイ牛たちを目指して、ぜひ見学に行ってみてください。

 

今回ご紹介したのは
モリナガスマイルファクトリー神戸工場
住所:神戸市灘区摩耶埠頭3番
アクセス:
【車】阪神高速3号神戸線摩耶出口より約5分
※カーナビ利用の場合、入口とは異なる場所に案内される場合があるのでご注意ください。
【電車・バス】神戸三宮駅からタクシー約15分、または、神戸三宮駅前バス乗り場29番系統で約20分、摩耶埠頭バス停下車、東へ徒歩8分
駐車場有
見学料:無料(事前予約制)
見学予約や詳細は公式サイトから

 


ナミコ

セは阪神、パは阪急を応援しながら阪神間で生まれ育った昭和生まれのママライター。
幼少期の憧れの人は福本豊。阪急
ブレーブスを知る最後の世代として、西宮ガーデンズに行くたびギャラリーとメモリアルスポットを巡礼しては熱く語るためママ友たちにウザがられている。趣味は野球観戦と鉄道旅行。

 

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