ダルビッシュ・ファルサさんにインタビュー! 「大好きな街・神戸」を語る

2016年10月3日(取材・文/草葉達也)

前回、SPACE11 ダルビッシュ ミュージアムを紹介しましたが、大阪出身→東北高校→北海道日本ハム→テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手のミュージアムが、なぜ神戸に? と思った方も多いのでは?
それは、お父様のファルサ・ダルビッシュさんの神戸への想いがあるからです。ファルサさんのインタビューをご紹介しましょう。

神戸の北野坂を上って行くと、神戸が誇る異国情緒が今もたくさん残る異人館街があります。その一角にある、観光客の誰もが立ち止まるファッショナブルな建物は、ダルビッシュ有投手のお父様であるダルビッシュ・セファット・ファルサさんが経営するダルビッシュコート。中には自国のペルシャ(イラン)の絨毯や美術工芸品販売ギャラリーと、SPACE11 ダルビッシュ ミュージアム、イベントホールなどがあります。

なぜ神戸にダルビッシュコートを? と、ファルサさんに聞いてみました。

「私はイランからアメリカに留学しました。そこで日本語を学び、日本人の良さを知り日本に行くことにしました。最初に住んだのは大阪(羽曳野市)です」

「ある日先輩からテニスに誘われ、それで神戸に初めて来ました。震災前でしたから、まだまだ外国文化が残る神戸でしたので、すぐに好きな街になりました。私は元々サッカーをしていたので、磯上公園にあるKR&AC(神戸レガッタ&アスレチッククラブ)で、毎週末はボールを蹴るようになりました。有も小さい頃はよく一緒に来ていましたよ。大阪で仕事をして、週末は神戸で買い物やスポーツ、食事という感じでしたね」

「大阪で英会話学校の教師をしていましたが、母国イランのことをもっと知ってほしい、理解してもらいたい、という想いから、ペルシャ(イラン)の絨毯や美術工芸品を輸入販売する仕事を始めました。日本とペルシャの文化の架け橋になれば、と願っています」

ダルビッシュコートのギャラリーには、繊細な模様の絨毯や更紗、ミナアートと呼ばれるホーローに緻密な絵付けをした壺やボウル、色とりどりのペルシャガラスやペルシャタイルなど、美しい伝統手工芸品が並んでいます。エミール・ガレやドーム兄弟の秀逸な作品も展示しています。

神戸にはずっと愛着があり、仕事の拠点をいつか神戸に、思っていました。特にこの北野町は大好きな場所で、ダルビッシュコートをここに建てることを決めましたね」

ダルビッシュコートでは、インフィオラータ神戸や北野こくさい夏祭りなど、地元のイベントにも参加し、神戸の街をいっしょに盛り上げています。

ファルサさんの話に出てきたKR&AC(神戸レガッタ&アスレチッククラブ)は、日本での近代スポーツの発祥の地で、ゴルフ・サッカー・ラグビーなどが最初に始まった外国人倶楽部です。私はそこの元理事でもあり、ファルサさんとは今でも時々ボールを蹴っています。

神戸の現状とスポーツのことも聞いてみました。

「神戸は神戸ビーフ以外にも、たくさんの魅力的な資産があると思います。150年も歴史があり、もっと発信していかないといけないと思います」

「また、神戸はサッカーやゴルフ、ラグビーなど近代スポーツ発祥の地ということで、スポーツに関しても大きなミュージアム作れば、全国から人は来ると思います。ミュージアムを作れば、有名なアスリートたちは必ず展示品を寄付してくれるはずです。私たちも神戸を盛り上げるためにいろいろとやっています。本当に大好きな街ですからね」

確かに神戸から広がったものがたくさんあります。ファルサさんの神戸に対する愛情や進歩するためのアイデア。とても刺激になりました!

 

<関連記事>

神戸・北野坂のSPACE11 ダルビッシュ ミュージアムで ダルビッシュ有のリアルを体験してきました!

<取材協力>

SPACE11
ダルビッシュ ミュージアム
神戸市中央区山本通1-7-16
TEL:078-291-4515
http://www.darvish-museum-space11.com

 

 

Twitter でK!SPOをフォローしよう!