スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(38)関学ファイターズ新シーズン始動!
2023年5月7日 (文・イラスト・写真/T.ANDOH)
こんにちは!イラストレーターのT.ANDOHです。
今回は4月22日に神戸市王子スタジアムで開催された関西学院大学ファイターズと日本大学フェニックスの交流戦にお邪魔したことをお伝えします。
しかし、野球もバスケも関西はいいですね。いろんなチームが見られます。
そして、アメフト!学生スポーツの華やかさ、賑やかさにもずっと憧れてきました。
甲子園ボウルの王者!
アメフトの関西学院大学ファイターズの新たなシーズンが始まりました。
新入生歓迎試合と銘打ったスペシャルマッチの対戦相手は、なんと日本大学フェニックス!!
じつに5年ぶりの開催となりました。
ご存知の方も多いでしょう。
“悪質タックル問題”と呼ばれた一件で一度断絶の危機を訪れた日大ですが、陸の王者の威信をかけて、不死鳥のごとく戻ってきました!
その復帰に胸を貸したのが関学!
それだけでも感慨深いですよね。
初夏の陽射しまぶしい王子スタジアムには満員の観客。
関学生やOBだけでなく、日大からも多くのファンが集まった一戦ですが、試合内容もみんなが待ちわびてたような熱い試合を展開してくれました。
試合は早々に動きます!
1Qから関学がランプレーでじわじわとゲインを重ねて先制のタッチダウンを築きます。
しかし、1Q終了間際に日大の32ヤードのフィールドゴールが決まって7-3。
フィールゴールに追い込むディフェンスを見せましたが、日大にも力を感じるプレーが続きます。
日大といえば”ショットガンオフェンス”という、大きなパスでビッグゲインを狙うプレーが伝統的に得意と言われていますが、この日は両チームともランによるプレーが中心で、その分ディフェンスのブロック戦が非常に見応えのある試合となりました。
関学のフィールドゴールキックを日大ディフェンスが豪快にブロックしたり!
プレスのかかったディフェンスが効いたり!
関学もリターンプレーからのロングゲインや小刻みなパスとランの応酬で試合を展開していきました。
「いやもう今日はとにかく走れ!でしたね」
とは、試合後のランニングバック伊丹翔栄選手のコメント。
今年は2回生となりエースQBの座を確立したい星野秀太選手と昨年の甲子園ボウルでも活躍した伊丹選手のランプレー、また星野選手からやはり新2回生となる川﨑耀太郎選手への小刻みなパスプレーを試みながら主導権を握りたいところでしたが、3Qには日大にタッチダウンが決まり7-10。
しかし、4Q残り11:17でその伊丹選手のランプレーがようやく実りタッチダウンと逆転!
そのまま14-10で関学が勝利を決めました!!
試合後は2つのチームと関係者、お客さんもみんなでフィールドに集まりそのまま交流会!
両チームの間にできたわだかまりを氷解し、ともに健闘をたたえた、学生アメフト史にも刻まれるべき素晴らしい交流会となりました。
暑いくらいの陽射しの下、緑に輝くフィールドに、青と赤の選手たちの爽やかな交流。
新シーズンを喜びあう歓迎ゲームであり、アメフトの輪を築き上げるこの交流は、コロナという壁にも阻まれてきた人と人とのつながりを再度構築してくれる素晴らしい企画ともなりました。
僕もしっかり伊丹選手と2ショットを撮らせてもらいました♪
このフィールドの壁を取っ払い、よりアメフトを身近なものにしてほしいという関西学院大学のプロジェクトはこの後も続きます。
その辺りのお話は次回しっかりとお伝えします!
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。 プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。 プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。 名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!? |
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