南 郁夫の野球観察日記(63) オリックス秋季キャンプ2018in高知に行ってきた!
2018年11月10日(取材・写真/Yasutomo)
今回は「専属カメラマン・Yasutomoの野球観察日記・写真集」です!
毎年オフシーズンは「何して過ごすねん!」と思ってスタートしますが、来年に向けた妄想を無限大にできるファンにとっては良い休息かもしれませんね。(金田が10勝、具臺晟が10勝、川越が10勝… すいません2002年の妄想を振り返ってました)
そんな中オフシーズンの貴重な楽しみ第一弾!「Bs秋季キャンプ2018in高知」に行って参りました。訪れた日は秋晴れを通り越し、初夏並みの日差しでした。
当日の練習メニューはこんな感じ↓
まずは野手陣の守備練習! 個々のレベルアップを目的とした練習といったメニュー。今年の秋季キャンプはT-岡田選手、安達選手、吉田正尚選手といった主力も参加して意気込みを見せています。「背中で語る系選手会長」のTー岡田選手にとっても、若手とともに汗を流すことは良い機会なのではないかと思います。
安達選手はたまたまなのかセカンドでノックに参加。思い返すとオリックス内野勢はもともとショート出身の選手が多いです。大城選手、鈴木選手、福田選手、宗選手などなど。(いつかの試合で「内野全員ショート本職やん!」ってツッコんだ覚えがある)安達選手をセカンドへ追いやるくらいの若手・中堅が出てくればなあ、と思う今日この頃。
シーズン途中に移籍してきた白崎選手、高城選手もすっかりチーム溶け込んでいました。個人的には白崎選手の打撃に魅力を感じています。代打や途中出場ではなく4打席立ってほしいな。その白崎選手が狙うサードには… 今季中盤存在感を示した西野選手と、ついに今季打撃開花の伏見選手の90年生まれコンビが虎視眈眈とポジションを狙っていますが。(白崎選手も90年生まれ!私と同世代!頑張ってほしい!)
続いて投手陣。名前だけ並べると、ケガなくやれば凄い成績を妄想できるメンバーです。他球団と比べても若くてイキのいい速球派ピッチャーが多い。ブルペンでは小気味の良いリズムでキャッチャーミットの「バシッ!」という乾いた音が延々と鳴り響いていました。これはキャンプならではの楽しみですね。
サブグランドに場所を移して、とにかく走りまくる投手陣!この中から1人でも先発完投できるピッチャー出てきたらな、と思います。今年、オリックスの「完投しなさすぎ」問題が話題になってましたが、実際、今季の完投は山岡投手とディクソン投手の1試合ずつのみ。黒田博樹氏に「中継ぎやクローザーを休ませて完投するのが、エースの負け方だ。」との名言があります。チーム方針もあるとは思いますが、来年は実績のある山岡投手を筆頭に、スタミナをつけて完投しまくるピッチャーが出てきてほしいというのが個人的願望です。
そして、期待は選手だけではありません。そう。いや、壮。ついにK!SPOでインタビューしたあの田口二軍監督が、一軍コーチに昇格!メジャーのチャンピオンリング仕込みのハングリー精神で、若手選手の底上げに期待しましょう。そしてもちろん。(3位からの!)日本一経験者・新監督の西村監督の手腕にも!積極的にサイン会も行い、球団はファンへのアピールも怠っていませんでしたよ。
というわけで、天候に恵まれてとても素晴らしいキャンプ観察ができました。ここで高知のPRも忘れずにしておきましょう。選手も訪れる屋台餃子や個人的に大好きなしじみラーメンなどなど、美味しいグルメがいっぱい。もちろん、ひろめ市場でカツオも忘れずに。高知城のてっぺんから、2019年の優勝を願って、このコラムを締めくくります!
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オリックス、元メジャーリーガー、女子野球…ベースボール遊民・南郁夫の野球コラム集。
南 郁夫 (野球観察者・ライター) 通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」
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