スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(154)いよいよ開幕!関西学生アメフト。今年の甲子園ボウルには変革あり!!

2025年8月26日(イラスト・文/T.ANDOH、写真/Azusa Suzuki


こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
今週末(8月28日~)から関西学生アメリカンフットボールリーグが開幕します。
秋のリーグ戦開幕を前に、8月25日にプレスカンファレンスが開催。
リーグ戦を戦う各校の監督が登場し、また「毎日甲子園ボウル」の開催要項が発表されたので、今年のシーズンの概要をうかがいました!

1947年から続く学生アメフトの頂点を目指す大会「毎日甲子園ボウル」は、今年で80回となります。
80回の記念大会として、今年はメインスポンサーが三菱電機からファミリーマートにバトンタッチ!
ファミリーマートが掲げる地域密着の推進と、店舗展開への挑戦精神が学生アメフトという挑戦と成長の場であることに共鳴しての協賛とのこと。
甲子園ボウル側としても、ファミリーマートが甲子園ボウルに協賛することで、生活に身近な存在であるコンビニでアメフトを盛り上げる話題やコンテンツが生まれることを期待しているようです。

昨今、いろんなスポーツがトップリーグのポリシーを一新しブランド戦略をしていて、バスケのBリーグなどが成功していますよね。
人気や競技人口の底上げのためにいろんな施策を打ち出しているなかで、これも一つの時代の転換点となる可能性はあります。

アメフトは競技人口も少なく、ルールが難しいと言われるなど、日本ではマイナーなスポーツです。
甲子園ボウルは学生(アマチュア)の大会ですが、新たな分野の企業が理解を示して協賛してくれることで、新しい施策も生まれ、アメフトへの関心が高まれば、活性化の一助となるのではと思います。
できれば、店舗でもどんどん甲子園ボウルやアメフトとのコラボができて、ブランド展開が高まってくれると嬉しいですね。

さらに!
今年の甲子園ボウルは、読売テレビで生中継が決定したと発表がありました!!
地上波での放送ということで、よりたくさんの人に甲子園ボウルを見てもらえることになりそうです。
甲子園は、今年の夏の高校野球も全国を熱狂させた大会になりました!
冬の甲子園のステイタスである「甲子園ボウル」を、もっとたくさんの人が知って、興味を持ってくれるキッカケになってくれることを、僕も切に感じています。

そして、甲子園ボウル出場を争うリーグ戦が今週末(8月28日~)から始まります。
関西学院大学ファイターズの大村監督は記者会見の中で「若い下級生が4回生を押し上げている段階」、「見ている人も面白いような、点の取れるゲームをして日本一を目指していきたい」とコメントしました。
関学ファイターズは2年ぶりの甲子園ボウル出場を目指して戦うわけですが、関西学生アメフトリーグは例年になく激戦が予想されます。

昨年甲子園ボウルを制覇した立命館大学は、昨シーズン活躍したオフェンス陣が今年も最上級生として残っています。
そんな立命館に昨年リーグ戦では勝っている関西大学は、春の交流戦では関学相手にもリードを奪うなど気の抜けないゲーム展開を見せ、一筋縄ではいかないチームの気配を感じています。
関学・立命館・関大の3強以外のチームもまた拮抗するのではないかと予想されています。
神戸・京都・近畿の各大学が上位チームを脅かす存在となりつつあり、3シーズンぶりに1部に復帰する同志社大学も侮れないチームです。

そんな激戦が予想されるなか、関学は「若さ」をポイントに挙げてきました。
いままでは関学といえば「4回生」が引っ張るチームで、横綱相撲的などっしり構えるチームでしたが、今年は2回生3回生に元気があって「イキの良さ」を活かした、いままでにないファイターズが見られそうです。

チームをグイグイと引っ張ってくれそうな下級生といえば、3回生WR(ワイドレシーバー)の小段天響選手が浮かびます。
ビッグプレーを生み出せるレシーバーの位置には、同級生に百田真梧選手やリンスコット・トバヤス選手もいて戦力豊富。
とりわけ小段選手はムードメーカーとしても素質十分なので、さらにリーダーシップを発揮してチームを鼓舞する存在としても期待できます。
春の交流戦でも小段選手の成長をとても感じる一面があったので、大村監督が期待をしている若手選手の筆頭ではないでしょうか。

そして、QBは今年2回生となった星野太吾選手です。
やはり大村監督は記者会見で「4回生の兄秀太選手とエースQBの座をまだまだ競わせている」と語っていました。
「フィジカルが強く、スマートなプレーができる選手」と評されている太吾選手。
昨シーズンは1回生ながらシーズン通してチームを牽引してきました。
今年はマークをされる立場なので、より厳しいシーズンになりそうですが、新たな経験がさらに成長してくれることを期待したいですね。 

ディフェンス陣では、3回生LB(ラインバッカー)の倉田雅琉選手。
倉田選手もアグレッシブであり、リーダーシップを持ち得た次代を担う選手として期待が持てる選手です。
倉田選手は過去に「ビッグプレーを生み出してチームを盛り上げる存在になりたい」とコメントしてくれました。
ゲームの流れを掴むプレーで力を発揮できると、チームにも勢いがつきますね。

一方で4回生にはもちろん頼もしい選手たちが揃っています!
キャプテンの4回生DL(ディフェンスライン)の前田涼太選手をはじめ、ディフェンス陣は4回生が強い責任感を持ってチームを牽引しています。
ディフェンス陣は下級生とも仲が良く、春の交流戦でも良いチームが出来ている印象でした。
若い選手の積極的な姿勢を上級生がしっかりと受け止めて、どれだけチーム力を高め合い、優勝を目指すアメフトができるかが注目です。

群雄割拠を勝ち抜くべく新シーズンに向けて発進する関学ファイターズ。
関西学生アメフトリーグは8月末から始まって、11月には最終戦を迎えます。
順位が確定すると、上位3チームが関東リーグの上位3傑とさらに全国の地方リーグの勝ち抜きチームを交えて一発勝負のトーナメント戦を戦い、最終勝ち上がった2つのチームが甲子園ボウル出場となります。
学生スポーツならではの華やかさがあり、チームや選手の成長を見届けられる面白さもあり、今年は甲子園ボウルも記念大会に相応しい体制ができつつあります。
魅力いっぱいの学生アメフトを、ぜひシーズン開幕を機に多くの人に見てほしい。

てことで、今回も言います!

関西学院ファイターズの開幕戦は8月31日(日)17:30~
王子スタジアムで甲南大学レッドギャングとの一戦となります。
これまでのコラムで何度か紹介していますが、神戸市王子スタジアム閉鎖前の最後のイベントとなりますので、ぜひ試合観戦にお越しください。

 

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スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。
プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。
プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。
名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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