スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(136)首位打者争いをリードするスプレーヒッター!オリックス・太田椋!!
2025年4月28日(イラスト・文/T.ANDOH)
こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
4月も終わりになりますが、首位をなんとかキープしているオリックス・バファローズ。
4月26、27日の埼玉西武戦では痛い連敗を喫してしまいましたが、このダンゴ状態のパ・リーグ順位争いの中で首位をキープできているだけでも素晴らしいことです。
そんなチームを支えているのが、打撃好調の中軸陣。
前回紹介した頓宮裕真選手、シェイプアップして打率もアップしている杉本裕太郎選手。
そして今回取り上げたい、目下のところ首位打者の太田椋選手です。
4月28日現在、打率.406、打点16はリーグトップを誇っています。
まだ1カ月ではありますが、連続ヒットを稼ぐなどコンスタントにヒットを積み重ねてこの打率を作り上げています!
連敗を喫した4月27日の西武戦では無安打に終わってしまったものの、この調子を落とすことなく次のホームゲーム、千葉ロッテ戦にも臨んでほしいですね。
もともと”器用”な選手だった太田椋選手ですが、今年は中軸を担える攻撃的なスプレーヒッターとしての活躍を期待したいです。
開幕戦にいきなり初打席でレフトへ今季初のホームランをかっ飛ばした太田選手。
パンチ力もお墨付きなのはもちろんですが、太田選手の魅力は広角に打てるその柔軟性。
しなやかなスイングでライトにも打ち分けるそのバッティングは、4月22日の福岡ソフトバンクホークス戦などが象徴的ですよね。
外に落ちる変化球と、インコースの球をそれぞれライトに弾き返してみせました。
しっかりと振り抜いてボールをすくい出すように打った分だけ、しっかりとフェアゾーンに打球を残すことができますよね。
広角に打ち分けるバッティングに加えて、開幕当初からバントもよく決めていました。
4月で既に5犠打というのも、なかなかの記録です。
ここんとこの打撃好調を評価され3番に座ると、さらに実力が覚醒して現在に至ります。
このままクリーンナップを打つのかな…??
とはいえ西川選手なども調子が良いので、6番や2番という起用もまだまだありそう。
そこは好不調や長いシーズンの“攻めどころ”をしっかりと見据えた岸田采配で上手に太田選手のポテンシャルを引き出してほしいですね。
クリーンナップも打てれば、バントでチャンスを広げることもできる。
どんな打順でも対応できるスプレーヒッター。
ホームランまで打てるって…
魅力的じゃないですか!!?
あとは安定したパフォーマンスを見せてくれれば…
太田選手といえば、一方でケガが多いのも印象的です。
昨年はオールスターに代替出場が決まった直後にケガでオールスターも辞退。
ランナー時に野手と交錯して大怪我をしたりと、全力プレーの裏腹に起きるケガでの離脱も目立つんですよね。
怪我をするタイミングもあまりよくないイメージがあるので、なによりもシーズンを通して戦い続けてくれれば…、その豊かな素質をもってすれば、打線をしっかりと引き締める存在になってくれると思います。
そして森友哉選手が戻ってきたら…
よりクリーンアップに駒が増えるので、太田選手の起用法と今後の動向にも期待ですね。
頓宮選手、杉本選手を見てもしかり、ポテンシャルはたしかなことが証明されているオリックス打線!
昨年の不調をしっかりと取り戻してくれればこれだけできる!!
まだまだ長いシーズンなので戦いはこれからですが、太田選手にはこの強さをホンモノにして、”器用”から”大器”へと花咲かせてほしいです。
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スポーツイラストレーターT.ANDOH
おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。 |
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