スポーツイラストレーターT.ANDOHの「OUTSIDER’s ReCALL」(81)新しいバファローズのリーダーズ!紅林弘太郎

2024年2月20日 (イラスト・文/T.ANDOH)

こんにちは!スポーツイラストレーターのT.ANDOHです。
キャンプも終盤に入り、オープン戦も間近ですね。チームの仕上がりが気になる中で好調を見せている紅林弘太郎選手をご紹介したいと思います。

2月19日の紅白戦で初めて3番に座った紅林選手は3安打の猛打ショー!しかも2つの長打にセンター、左中間、ライト線へと固め打ちにはご本人もご満悦だったようですね。

それでも中嶋監督は冷静(ツンデレ?)な姿勢だったようですが…
というのも、ずっと下位打線の怖い存在だった紅林選手ですが、クリーンナップの座は憧れのポジション。
西川選手も加入して機動力にも厚みが増すオリックス打線において、3番といえば4番に先駆けて得点に絡む打順となります。

チャンスに強いバッティングがより求められることとなりますね。
決勝ホームランが打てたり、あっと驚く一打が勝利のキーになる活躍が多い紅林選手ですが、一方で得点圏打率はというと.236と平均的な成績なんですよね。

チャンスに強いイメージのある中川圭太選手が.322と好成績を残しているところからも、そのイメージに正比例する実績は数字にも表れています。
3番の座をねらうことで得点力のUPにも挑戦をする紅林選手です。
一発も期待できる選手ですから、クリーンナップに入り込めれば、その打線の厚みがさらに増すことは期待できますね。

「あれだけ大きくて動けるショートは魅力」
そんな紅林選手も宮城投手、山下舜平太投手とともに3月の侍ジャパンのメンバーに選ばれました。キャンプ視察に訪れた井端弘和監督からも紅林選手は一目置かれています。

187cmの高身長ながら抜群の守備力でショートの位置は安堵できています。もともと二遊間はやはり小柄でも俊敏な選手の方が向いていると言われていますが、長身の選手はその手足の長さが仇となるイメージがあるんですよね。紅林選手は、むしろその大きな体躯を活かして守備範囲もとても広く、深い位置での打球処理には抜群の能力を発揮していますよね。

守備の安定感に加えてチャンスに強いバッティングが磨かれれば、バファローズにとっては大きな戦力UPです。
より強く、鋭い動きを目指して、体重を維持しながらも体脂肪を落とすことに成功した紅林選手。
年齢もまだまだ22歳になったばかり。
今年大学を卒業した選手たちと同い年になってくる中で、一足先にプロでこれだけの活躍ができていることは、紅林選手にとっては大きな強みです。
左右に打ち分けてより勝負強くてクレバーな選手として成長し、クリーンナップに名を連ねられれば、この「強いバファローズ」を象徴する選手になれると思います。

新しい時代のリーダーとして、紅林選手の打棒に注目したいですね!

 

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スポーツイラストレーターT.ANDOH

おもにスポーツを題材にしたイラストやデザインの創作で、スポーツ界の活性に寄与した活動を展開中。

プロ野球やプロバスケBリーグのチーム、選手にイラスト提供。

プロ野球選手には、伏見寅威選手(北海道日本ハムファイターズ)、中川圭太選手(オリックス・バファローズ)にロゴデザイン、イラスト提供中。

名古屋在住にも関わらず20年来のオリックスファンであり、その由来とイラストレーターの起源は神戸にある…!?

 

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