南 郁夫の野球観察日記(27)
女子プロ野球・兵庫ディオーネ、開幕から連勝中!
碇監督&古谷選手にインタビュー

2017年4月12日(取材・文/南 郁夫)

グラウンド上には前日に完投勝利した里投手#18も姿を現し、軽く柔軟体操を開始。彼女の全ての立ち居振る舞いからはプロ選手の風格がにじみ出ていて、さすがの存在感。嬉しいことに昨年のインタビューを覚えていてくださり、「記事、シェアしました」とありがたきお言葉をいただく。


選手たちの元気な声とバットやグラブの「野球音」が響く中、フィールド上は「京都フローラ」の練習に移り変わり、両チームの守備練習が交互に行われ、次第に夕刻が迫ってくる…。カクテル光線と淡い色になっていく青空が曖昧に混じり合う頃、いよいよ試合開始である。

ディオーネの先発左腕の泉#17がやや不安定な立ち上がりながら、1回表を無失点で切り抜ける。と、その裏にいきなりディオーネ打線がつながって、大量5得点。その後も着々と加点したディオーネの各バッターの打球は明らかに鋭く、確信を持ってヒットコースに飛んでいく。オフにしっかりと準備ができていたことの証であろうか。神戸の夜空に響き渡る「カーン」「キーン」という小気味良い打撃音が、心地よい。


キビキビした守備陣に再三助けられながら、泉が4回を零封。その後、ディオーネは継投に入り、5回を坂東#11が丁寧に抑える。そして!6回にいよいよ先ほどインタビューに応じてくれた、古谷投手がマウンドに登場したのである。実はその前にキャッチボールでグラウンドに出てきた彼女を目の前でチェックしていたのだが、投げ方がなんともかっこいいのに魅了されていた私。

試合前、「低いですね」とこの球場のマウンドを気にしていた彼女だが、やはり長身ということもあり、マウンドにすくっと立った姿は、迫力満点。美しいこの球場の天然芝に、彼女の姿はよく映える。そして・・ゆったりしたフォームから「ぶんっ」と投げ下ろす本格的なフォームを見れば、野球ファンなら誰でも「おっ!」というであろう。古谷はわかりやすい魅力にあふれたピッチャーなのだ。

結局、後ろの2イニングを落ち着いて0で抑えて初セーブがついた、古谷。


クライマックスは、最終回にエラーがらみで招いた1アウト1、2塁のピンチだ。ここで古谷は京都フローラの中軸3・4番を、連続・空振り三振!にバッタバッタねじ伏せたのである。3番はこの日も2安打と好調だった、リーグを代表する強打者・三浦#3である。痛快なエンディング。2イニングで4三振を奪ったピッチングスタイルと、あどけないルックス。わかりやすい。とてもわかりやすい、スター性である。古谷に、ブレークの予感。

というわけで、試合は8−0でディオーネの圧勝。

幸先良く開幕シリーズを連勝したディオーネは、やはり今年も強い。そんなことを実感した、桜ちらほらの神戸の夜であった。今年は試合数も多いので、ぜひ兵庫ディオーネの試合に足を運んでいただきたい。チームやリーグのHPをチェック!である。今年の私は、古谷の130キロを待っている。



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詳しくは…
日本女子プロ野球リーグ(JWBL)公式HP
http://www.jwbl.jp

兵庫ティオーネ公式HP
https://www.hyogo-dione.com






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