あっという間に秋が来て、野球シーズンもあと数試合を残すのみっ。今年は元メジャーリーガーのお二人からチームをサポートする方々まで、いろんな野球人にお会いできたし、いろんな球場の裏側に潜入したし、夢のような広島遠征もしたし、ファールボールは取ったし、本当にいい野球シーズンだった。過去形か。あとはフェニックスリーグくらいですねえ。
なんて言ってるとオリックス以外のチームのファンに叱られるのである。
「試合状況いかんでは相手チームのファンになれる」という器用な観戦スタイルを持つ私だが、今年のオリックス戦の観戦勝率(自分が球場に行った試合の勝率)は5割を楽に超えており(サヨナラ勝ちも2回)、私としてはなんの問題もないシーズンだった。が、世間的には最下位ということらしい。ふーん…
でもそのおかげで(?)勇敢にもシーズン途中で来季を見据えた方向に切り替えた福良采配が、いろんな収穫をもたらしてくれたシーズンであったことは間違いない。
以下、日本一早い、今シーズンのオリックス・バファローズ「まとめ」である。
■T-岡田、ついに不動の四番に
私の観察日記(5)での「T-岡田#55を四番に据え続けていただきたい」という「お願い」が効いたのか(ないない)、福良監督はシーズン中盤から、ついに歴代監督がどうしても踏み切れなかった禁断の「T-岡田の四番固定」を貫いた。すごいことである。で。T-岡田も腹を据えたのか、最近では四番になりきって打席に入っているように、見える。そう。ファンとしては、なりきってくれればいいのだ。打てなくても。(中田翔は打てなくても怖いもん)が。後半の彼は課題の左投手からもファールで粘って決勝タイムリーをものにしたり、徐々に結果も出せてきた。
先日のブレーブス復刻試合前に始球式を行った山田久志さんが、T-岡田に「お前さあ、セカンドゴロなんか打つくらいだったら三振しろ」と耳打ちしたとか。で。その直後の初回に3ラン。そういうことなのである。超人・糸井にせめてホームランと打点では差をつけてほしい。そして、今年後半の四番としての経験を来季につなげてほしい。でも…
来年の開幕戦の四番が、聞いたこともないあるいは聞いたことのある外国人選手だなんてことは…ありそうなの? 福良さんっ。
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