この夏、神戸でのオリックスの試合の際、かわいいユニフォーム姿でチラシを配る、ごく普通の女の子たちの姿があった。なんでも女子プロ野球の選手だそうで「試合を観に来てくださーい」と言う。そのときは何の知識もなかったので「ほーん」としか思わなかったのだが、彼女たちを見て興味はわいた。「こんな普通の女の子たちが、一体どんな野球をするんだろう?」と。
その後、女子野球ワールドカップ5連覇のニュースとその動画で日本の女子野球のレベルの高さに驚き、これは一度実際に観てみたいものだと思っていたが、女子プロ野球の開催球場は阪神間からは行きづらいところばかり。
来年かな?と思っていたところに、今回、K!SPO編集部からきたミッションは「神戸で開催される女子プロ野球を観てこい」 ほいきた!というわけで、久しぶりに「ほっともっとフィールド神戸」に出動。
取材日は10月15日(土)。この日は兵庫ディオーネと京都フローラによる日本女子プロ野球リーグ(以下JWBL)の女王決定戦なのである。初体験でいきなり、頂上決戦すか? とたじろぎつつも、まずは兵庫ディオーネの、というよりは日本のエース・里投手にインタビューさせていただくことに。
里さんは2大会連続で女子野球ワールドカップのMVP、プロ入り後3年連続で奪三振女王、今シーズンはリーグ最多勝を決めている、絶対的な女子プロ野球界のエースなのである。どきどき。
里 綾実(さと あやみ)#18 兵庫ディオーネ
89年生まれ 右投右打 鹿児島県出身 神村学園(女子硬式)ー尚美学園大学(女子硬式)ー13〜JWBL
今シーズン成績:13勝4敗 防御率1.71
|