先日、たまたまヤクルト・スワローズ関連書籍で、ヤクルトには「準永久欠番」という制度があるのを知った。このチームでは「1」と「27」は欠番だが、「ふさわしい選手が現れれば付けてよい」との決まりだという。それぞれ若松、古田両氏に敬意を払ってのことだが、ご存知のように「1」はその後、生え抜きの池山、岩村、青木、山田が他番号から「昇格」して受け継いでいる。
これは、なかなかいい制度ではないか。特に「1」をチームの中心(に成長した)選手が受け継いでいこう、と定義づけているのがいい。こういうのが、背番号の系譜てもんであるわいな。もちろんチームによって事情は違うのだろうが、やはりファンとしてはブレない番号イメージを求めてしまう。「線」でチームを見ているから。で。連載開始以来浮かび上がってきた、背番号に関するオリックスという球団のイメージは… 「無・頓・着」。これに尽きる。
そんなイメージは覆るのか?今回は20番台。
「20」
谷良治[投](89-91)、本東洋[投](92-94)、渡辺伸彦[投](95-97)、木田優夫[投](98)、川越英隆[投](99-04)、山本省吾[投](05-10)、寺原隼人[投](11-12)、馬原孝浩[投](13-15)、近藤大亮[投](16-18) |