早めに球場に行くと延々行われている、バッティング練習。かーん、かーんと気持ち良く飛んでいく打球に「ほげー」と目が行きがちであるが、ネットに隠れてひたすらボールを投げ込んでいる「黒子」のような人っていったい、どんな経歴でどんな気持ちなんだろう?
昔から興味があった打撃投手の実態に迫るべく、オリックス球団にお願いして紹介いただいたのが、伝説のベテラン打撃投手と言われる山田真実さん。
そしてインタビュー場所は、なんと!公式戦試合前の京セラドーム・1塁側ベンチだあっ。練習のため次々とベンチ裏から登場するオリックス主力選手の「ざす!」「ざす!」という挨拶を受けて「あわあわ」する中、関係者気取りでお話を伺ってきました。
<支える人 その2>
オリックス・バファローズ打撃投手
山田 真実(やまだまさみ)さん
1967年生 和歌山高野山高〜85年ドラ2で近鉄・バファローズに入団。
95年現役引退後、同球団の打撃投手〜球団統合を経てオリックス打撃投手。
−−ドラフト2位。高い評価での近鉄入団ですねえ。
「この年(85年)は、清原・桑田など高校生の当たり年でしてね。そんな中での2位指名は、ありがたかったですね」
−−現役時代はどういうタイプのピッチャーだったんですか?
「高校時代は球速で押すタイプでしたが、地肩で投げてて荒削りすぎたんですね。このままではプロではやっていけないということで、フォームを修正しました。フォームがいい投手は怪我をしませんからね。ずいぶんスピードは落ちましたが、コントロールや緩急重視のピッチングをするタイプでしたね」
−−当時の近鉄といえば荒々しい印象でしたが、実際そうでしたか?
「そうですね。野手の方が特にね。。金村さんとかね(笑)」…
続きは、書籍「野球観察日記 スタジアムの二階席から」にて
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