女子野球から目が離せないっ!
ジャパンカップ観察日記

2016年11月1日(取材・文/K!SPO編集部)



高校、大学、クラブチーム、プロ野球チームの上位チームが出場。2016年の女子野球日本一を決定するジャパンカップ、プロ3チームに高校生チームがベスト4に勝ち残り、いよいよ最終日。
地元チームの兵庫ディオーネと神戸弘陵高校に注目だ!


10月31日(月)
準決勝
兵庫ディオーネ 8−1 神戸弘陵高校

プロ女王のディオーネに、高校ナンバーワンの神戸弘陵が挑む地元対決となり、スタンドの応援も力が入る。神戸弘陵高校は、この日もベンチも応援席も元気いっぱい。大きな声援と、声をそろえた応援歌、力強い太鼓のリズムが、球場に響く。

試合は、ディオーネの川口選手が2安打2打点の活躍、先発のエース里投手はエラーがらみの1点に抑え、村田投手が6、7回を締めた。
結果は、プロ女王のディオーネが圧勝したが、準々決勝で大学生相手に完封リレーを演じた谷川投手、龍田投手が踏んばり、最終回までしっかりプレーした神戸弘陵高校。3年生にとっては、これが最後の大会。プロチーム相手に善戦し、有終の美を飾った。試合後は「この時期までたくさん試合ができて、本当に良かった」と笑顔を見せていた。




準決勝
埼玉アストライア 3−3 京都フローラ

こちらはプロチームの対決となった。注目の埼玉アストライア・川端選手は、この日も3塁打を含む3安打2打点の活躍。両チーム一歩も譲らず、引き分けに。大会規定により、抽選の結果、埼玉アストライアが決勝へ進出となった。川端選手は抽選を引き当て、ここでも大活躍!


決勝
兵庫ディオーネ 8−0 埼玉アストライア

一塁側応援席には、先ほど試合を終えた神戸弘陵高校のメンバーが大応援団となって、声援と太鼓でディオーネを後押し。
ディオーネは左腕の泉投手が先発、5回無失点の好投。猛打賞の太田選手をはじめ、好調の打線が爆発、着実に点を重ねた。6、7回は、エースの里投手が締め、2年連続の日本一に輝いた。
ディオーネは、前後期シーズン優勝、年間女王、ジャパンカップ優勝と、完全制覇。女子野球を牽引する存在となっている。




今大会は順延のため4日間で10試合が行われた。最終日はダブルヘッダーという、なかなかハードな日程だが、どのチームも元気いっぱい。
プロ・アマを超えた試合は、先輩後輩対決など見所も多く、きびきびと活気溢れるプレーは見ていて楽しい。なにより、野球をめいっぱい楽しんでいる笑顔が素敵だ。



引退する選手や、卒業する選手は最後の大会となり、高校生・大学生からプロの道へ進む選手もいる。これから、新チームでそれぞれの頂点を目指してスタートする。来シーズンも楽しみな女子野球、これからも目が離せない。


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日本女子プロ野球リーグ(JWBL)公式HP
http://www.jwbl.jp




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