どの選手も実に思い切りよく、迷いなくバットを振る。リーダーの浅村を筆頭に、なんともたくましく、若くて豪快でおおらかな明るさがある。体格的にもキャラ的にも、いいバランスのチームに仕上がってるなあと思う。「めっちゃ強い地元の工場の野球チーム」みたいで、雰囲気がいい。これで投手陣が好調なら、ちょっと勝ち目が… ね。
んが!驚くなかれ。この西武を相手にこの日の「阪急」は、その5点差をはね返してみせたのだ。「快楽的」にバットを振る西武選手に誘発されたのか、「ホームの踏み忘れに〜ご注意ください(近鉄vs南海でのスタメン発表時アナウンス)」マレーロが「ぶいんっ」、吉田正が「ばしいっ」、ルーキー福田が「ごつん」、そしてロメロが決勝ホームランを「ばいーん」と。気持ちのよいほどの逆転劇を見せてくれた「阪急ブレーブス」に、ブレービーも「びっくり顔」でご満悦であった。
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