南 郁夫の野球観察日記(52)
開幕スタートダッシュ!? 2018オリックス写真集

2018年4月21日(文/南 郁夫、写真/トモ)


さあ!前評判も上々で、ロケットダッシュ!と思っていたオリックスだが、「…ん?」。導火線が湿っていたのか、なかなか上昇気流に乗っていかない現在(4月中旬)の成績である。とはいえ、シーズンはまだまだ始まったばかり。「だいじょぶ。だいじょぶ」。まだ、いろいろと、うまく噛み合っていないだけだ、と信じよう。戦力は揃っているのだから。

とにかく、シーズンが始まってたのである。神戸での開幕試合(過酷な天候だったが)も観戦して、私としても本格的にシーズン到来気分。今回はその喜びを胸に、オリックスの「いい予感」を写真で紹介、ちう企画。

■伏見の元気が。チームを救う


静か〜な選手が多いこのチームにあって、彼の存在は本当に救いである。練習でも試合でもいつでもどこでも元気にでっかい声を出している伏見に、私は期待する。今年こそ、でかいことをやる。そんな雰囲気が、今の彼にはある。とにかくベンチに置いておきたい。

■比嘉の復活が。チームを救う



ヒガイズバック!ここしばらく低迷していた比嘉が、うれしいことに復活の兆しである。決して逃げないこのベテランの強気のピッチングは、他のブルペン陣の大いなる勇気となるだろう。出て来れば「安心」だったあの頃の比嘉が、戻ってきた。







■宗の野生が。チームを救う



いきなりのレギュラー抜擢でプレッシャーもある中、宗は野性味を失っていない。叱られて小さくなっちゃう選手も多い中、彼は結果を恐れずぶんぶん振り回して躍動している。いくらでも三振すればいいのだ。必ずや確率も上がってるだろう。

■西の踏ん張りが。チームを救う



なかなか援護がなく勝てない西だが、腐らず内容のある投球をしている。引っ張られて、他の先発投手陣も決して悪くない投球を見せていると思う。打線と噛み合ってくれば、必ずや連勝街道である。長らくそんな道を通っていないが…。

■吉田正の健康な腰が。チームを救う



大丈夫そうである、吉田正の(新しい)腰。まだ足並み揃わない打線の中で、開幕から好調を維持し、出塁率も高い。思ったよりも堅実なパフォーマンスである。まだまだ慣らし運転のはずなので、これからがいよいよ楽しみ。

■やっぱり主役クラスが。チームを救う



外国人コンビもT−岡田も安達も、まだ調子が出ていないだけ。「もうちょっとしたら、頑張る」である。故障したわけではない。

本当の野球シーズンは、もっと暑くなってから。オリックス「あるある」で、交流戦の頃に投打は「がしがし」噛み合うであろう。楽しみに待とう。








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南 郁夫 (野球観察者・ライター)
通りがかりの草野球から他人がやってるパワプロ画面まで。野球なら何でもじっと見てしまう、ベースボール遊民。あくまで現場観戦主義。心の住所は「がらがらのグリーンスタジアム神戸の二階席」





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