オールスターまでの成績が「衝撃」の30勝50敗。12球団唯一の勝率3割台で、首位ソフトバンクとの差は足し算も面倒な、26ゲーム!という今年のオリックス(以下オリッ)
さすがに20年も優勝から遠ざかると、ファン心理としては「打たれ強い」を通り越して「苦行」??
いえいえ私は「野球観察者」(きっぱり)
計算上3回に1回勝つなら悪くもないやんと思えるし(関根潤三「一勝二敗の勝者論」の影響)、相手チームのセンター・陽岱鋼に手を振ってもらって喜んだり(その日2本もホームラン打たれとるのに)、安達と駿太の守備「だけ」見て盛り上がったり、負け試合でも野球観戦にはいくらでも楽しい要素があるんだい(半笑)。
それに、考えようによっちゃ、ソフトバンクが30連敗してオリッが30連勝する「だけ」で状況はひっくり返るんだしなっ(大丈夫か?この人…)
弱いチームを応援するのは「病気のペットを飼っているようなものだ」と、アメリカの名野球コラムニスト、ロジャー・エンジェルの本のどこかにあった。そこまで深刻になることもないとは思うが(いっつオンリー野球)、いくら弱くても、永年応援しているチームを見捨てるわけにはいかない。
いま最も気になる「神事としてのカープの試合」をテレビ観戦して現実逃避しても、やはりスマホでオリッの試合速報はチェックしてしまう(で、しっかり負けてる)、私だ。
スポーツ記事でボロカス言われてようが、そんなオリッの試合を生で見たいと思う。チーム成績が悪いのは、単に結果が出ないからだけであって、誰かのせいにしてもしょうがない。野球なんだから。
とはいえ今年花開いたカープのチーム作りじゃないけれども、同じ負けでもチームの将来に明るい展望が見える負けならいいなあ、とは思う。
で。私は誤解していたのだが。報道によりますと〜、監督も参加した6月下旬に開かれたオ編成会議において決定したのは、
「現有戦力で戦う」
「来季も福良監督」
「若手の起用は評価する」
「でも高額払ったんだから外国人は使ってみてね」
だった、らしい(あくまで推測記事)。
さすがに来季構想が、チームに縁もゆかりもない有名人監督や故障抱えたFA選手、他チーム解雇された外国人選手の獲得なら気分も萎えるが、フロントもついに現実的判断を下した模様である。
これを受けて、すでに若手起用を進めていた福良監督はさらにそれを加速。7月に入って、育成→支配下登録→即一軍昇格スタメン→お立ち台→二軍降格の「短編映画・園部の栄光」の例を出すまでもなく、連日スタメンには「私は誰でしょう?」選手が登場。「だ、誰えっ?」と相手チームもファンも選手名鑑が手放せない。
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