ロンドン&リオオリンピック八木かなえ選手の
ウエイトリフティング体験教室に行ってきました

2017年3月21日(取材・文/K!SPO編集部)



3月18日、神戸市立中央体育館にて、ウエイトリフティング体験教室が開催されました。
この教室は、スポーツへのきっかけづくりや子どもたちの夢や希望につながっていくことを目的に、神戸市スポーツ教育協会、他が「おきしおふれあいプロジェクト」として主催したものです。

ゲストコーチは、ロンドンオリンピックとリオデジャネイロオリンピックの重量挙げ女子53kg級の代表選手、八木かなえさん!
八木さんは1992年生まれ、神戸市の出身です。押部谷中学校〜須磨友が丘高校卒業後、金沢学院大学へ進学。大学生の時にロンドンオリンピックの代表に選ばれました。現在は、ALSOK(綜合警備保障)に所属、同社に所属するアスリートたちと共演するCMでもお馴染みです。


ウエイトリフティングの基本ポーズであるクリーン(=グー)&ジャーク(=チョキ)、スナッチ(=パー)を習いました。その後、3-4人のグループに分かれて、軽いウエイトから挑戦。八木選手に挙げる時ののコツを教えてもらったり、ポーズを見てもらったりしました。
参加者のほとんどがバーベルを触るのも初めてでしたが、みんななかなか上手に持ち挙げてポーズも決まっていましたよ!




笑顔がかわいい、八木選手。とてもそんな力持ちには見えませんが、スナッチで86kg、クリーン&ジャークで112kgの記録を持っています。この日の体験教室では、その112kgのバーベルも登場。みんな触ってみたり興味津々。もちろん、ぜんぜん持ち挙がりません!


八木選手は、5歳から器械体操を始め、中学時代には全日本ジュニア選手権で入賞するなど全国クラスの選手でした。高校進学時に他のスポーツもやってみたいと考えていたところ、須磨友が丘高校でウエイトリフティングで出会い「かっこいい!」と思って始めたそうです。
「体操や水泳や球技は小さい頃から始める人が多いけど、ウエイトリフティングは高校生から始めてもトップを目指すことができます。おかけで、海外に行って世界のトップ選手と会えたし、オリンピックにも出場することができました」

「そんなに運動神経も良くないし器用ではないのですが、ウエイトリフティングは自分に合っていたのだと思います」
という八木さんですが、ウエイトリフティングに転向してわずか8カ月でアジアユースで優勝、翌年には日本高校新記録を出して日本代表にも抜擢されています。
競技を始めた当初から「やるからには全国、そして世界を目指したい」という高い目標を持っていたからでしょう。

「オリンピックは、ほかの国際大会とはぜんぜん違う雰囲気で、何度行っても“夢の舞台”です。次はもっと上の記録を目指したい」と、2020年の東京を見据えていました。

そして、部活でがんばっている子どもたちに
「競技を続けていると、記録が伸びなかったり苦しいこともあるけど、その中で楽しみとか目標を見つけてほしい。例えば、私は自己新記録がなかなか出なくてしんどかった時も、ポーズをきれいに決めるとか、安定したフォームを磨くとか、目標を決めて練習して試合に臨んてでいます。上手くいくとうれしいし、ステップアップにつながります」
と、アドバイスしてくれました。





神戸市スポーツ教育協会では、子どもから大人まで参加できる、さまざまな市民スポーツのイベントを随時開催しています。HPをチェックしてくださいね!

公益財団法人 神戸市スポーツ教育協会
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