−−野球を始めたきっかけはなんですか?
「兄と父が野球していたので、その流れで少年野球チームに。でも、ハマるつもりはなかったんですよ(笑) 小さい頃はすごくシャイだったので、練習のとき母が帰っちゃうと不安で、泣いてました(笑)」
−−女子ということで、苦労はありましたか?
「どうしても、女の子には指導者も甘くなりますし、それを「ひいき」していると男の子に取られますしね。小学生で身長が160?ェあって男の子より技術も上だし(笑)
キャッチボールのときに誰も相手をしてくれなくて、一人余っちゃって…とか辛い思いをしましたね」
−−男子に混じって野球をするのは大変だったんですね。
「でも、滋賀県の女子の選抜チームに選ばれて、大会で優勝したことがあるんですよ。
今でもチームメイトたちに会うくらい仲良しなんですが、まだ野球をしているのは、私だけです(笑)」
−−京都両洋高校で本格的に女子野球でプレーするわけですね。
「女子野球部の一期生でした。みんな、男の子の中で野球をしてきたので、同じような思いを共感できるチームメイトでしたね」
−−楽しかったですか?
「はい。女子野球は楽しいなあ、と思えました。それまでは割り切って、野球だけを楽しんでたんですが、高校では野球以外の時間がほんとうに楽しくて(笑)」
−−卒業後、プロに入ろうと思ったきっかけは?
「わかさスタジアムが近いので、女子プロ野球を見に行ったりは、していたんです。
で高校時代は4番を打ってはいましたが、それほど結果が出ていたわけではなかったので…」
−−迷いがあった?
「野球を続けるかやめるかで、悩んで。大学も見に行ったりしました。でも監督と両親が野球を続けてほしいと言ってくれて、女子プロ野球のトライアウトを受けに行ったんです」
−−そして見事合格です。プロに入ったときはどう感じましたか?
「周りを見て、私のレベルで活躍できるのかな?練習ですら、付いているのかな?と不安だらけでした。切羽詰まって、悩んだ時期もありましたね」
−−レイアで2年頑張って、今年はトップチームで大活躍。今後の目標はありますか?
「ホームランを「5本」打つこと!です。負けず嫌いなんで(笑)
(岩谷選手に)4本打たれて抜かれたときは、試合の運営でちょうど球場で綿菓子を作っていたんですが(笑)、スマホで見ててショックでしたねー。追いつきたいです!」
−−スター性抜群だし、今後も野球人生は前途洋々ですよね?
「そうですか?(笑)とにかく、先を考えずに「今」しかないと思ってプレーしてます。
今やれることをやって、やめるときが来ればやめるのかなと。 ファンも増えてきましたので、これからだなと思っています」
−−最後に。野球をしていて、一番楽しいときは?
「自分が活躍した上で(笑)、試合に勝ったとき!です」
−−ありがとうございました。残りの試合もがんばってください!
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