8月終盤くらいから、なんとなく新しい息吹が感じられてきた今年のオリックス。打者のアメージング!が吉田正尚選手なら、投手のアメージング!は文句なしにルーキーの山岡泰輔選手であろう。彼の今季両リーグ新人投手初の完封劇(8月26日西武戦)は痛烈なカンフル剤となり、それ以降チーム状態がぐっと上向いたのである。
開幕以来、ローテーションをひょうひょうと守り続ける山岡選手。そのマウンドさばきを見ていると、彼がルーキーだということを完全に忘れてしまう。落差のあるエグいスライダーを見ていると、彼がまだ21歳ということを忘れてしまう。安定度抜群。少々打たれようが大崩れしない彼のメンタルは、すでに大投手の風格。なのに、ルックスは野球少年!
今回は、そんな興味津々の山岡選手のインタビューが実現! 他のどこにもない、彼の実像に迫ってみたいと思う。
9月4日、試合前の京セラドーム・インタビュールームにて。
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