オスカル草葉のスポーツコラム(4)
フットサル・デウソン神戸10年目のキーマン 原田浩平選手

2016年7月6日(文/オスカル草葉、写真提供/デウソン神戸)



6月に開幕したFリーグ(日本フットサルリーグ)、いよいよ7月8日にデウソン神戸のホームゲームが、須磨区・総合運動公園のグリーンアリーナ神戸で開催されます。Fリーグが創設されて10年目。同じくFリーグ創設時から神戸に本拠地を持つデウソン神戸も創立10年目になります。

ファン目線で話すと、私がフットサルに興味を持ったのはFリーグの開幕前に行われたプレシーズンマッチで、ある選手を見てからでした。それがデウソン神戸の原田浩平選手。とにかく速くて、狼のようなシャープでワイルド動きをするのに度肝を抜かれました。ゴールに対しての嗅覚を持っていることも感じましたね。当然チームのエースで人気も一番。デウソン神戸の顔とまで言われていました。




原田選手は小学5年生の時にサッカーを始めて、スポーツ推薦で清風高校に進学し、高校ではキャプテンを務めたそう。大学は大阪体育大学でサッカー部。友人に誘われて4回生の時にフットサルをはじめ、大学卒業後にはブラジルに短期留学してプロフットサルチームの練習に参加後、京都府1部リーグでフットサルをしている時に、清風高校時代の先輩だったデウソン神戸の代表の目が留まり、プロ契約を交わしました。2007-08シーズンはプロ野球のベストナインあたるベスト5に選ばれ、2008年にはフットサル日本代表として2008 AFCフットサル選手権に出場。2008年からのシーズンは17試合出場15得点で得点ランキング2位につけていましたが、試合で左膝前十字靱帯を負傷。手術を受けて約9ヶ月間チームから離脱しました。

私は手術後見舞いにも行きましたし、リハビリしているところなども見て来ましたが、やはり膝のメスを入れるというのはアスリートとしては致命的。2009-10シーズン途中で復帰しましたが、怖さもあってか以前のキレとは程遠い感じでした。
「もう痛みもないのですけどねー」というような言葉も何度か聞いたことがあります。それでも、天性の明るさとサービス精神でファンは離れることはありませんでした。

2010-11シーズンからはキャプテン。2015年5月31日には200試合出場を達成(Fリーグ史上12人目)。怪我もあり若い時のキレが戻ったとは言い難いですが、それでもゴールを狙う姿勢は変わらず、チーム1のスター選手としてデウソン神戸をけん引しています。

すでに始まった2016-2017のシーズン、デウソン神戸は2勝1敗1分で、現在12チーム中5位という、なかなかの好位置をキープしています。ぜひ一度Fリーグ、デウソン神戸を観に来てください




試合情報 
7月8日(金)19:00キックオフ vs シュライカー大阪
会場:グリーンアリーナ神戸

詳しくは…
デウソン神戸公式サイト http://www.deucao-kobe.com/




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オスカル草葉(草葉達也)1963年 神戸生まれ
作家・日本ペンクラブ会員
日本フットサルトップリーグ・Fリーグ初代アンバサダー
阪南大学講師 宝塚歌劇歴史研究家
宝塚歌劇に関する記述やテレビ出演も多数。
文筆活動だけにとどまらず、おもしろいことなら何でも首をつっこむ行動派作家である。
草葉達也公式サイト…http://oscar-kusaba.com/
著書「病気・震災105キロ」
アートヴィレッジ…http://art-v.jp/ichinen/byouki-kusaba.html



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